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[[画像:Col de l'Iseran 090920.jpg|thumb|250px|right|イズラン峠]]
 
'''イズラン峠'''(イズランとうげ {{lang-fr|Col de l'Iseran}})とは、[[フランス]]・[[サヴォワ県]]、グライアン・アルプスに位置し、標高2770mとアルプス地方で最も標高が高い[[峠]]である。イタリアとの国境にほど近い。峠としてはアルプス最高点であるが、舗装自動車道最高点は[[ボネ峠]](2715m)にある2802m地点である。
 
[[ツール・ド・フランス]]のアルプス超えステージで取り入れられたこともある。
 
==概要==
[[ヴァルディゼール]]と[[ボヌヴァルシュールアルク]]を結ぶ道路における峠。この区間の道路は、冬季は積雪量が多いため車両通行止め区間となる。
 
Tarentaiseタランテーズ渓谷とMaurienneモーリエンヌ渓谷を結ぶため、当時のフランス大統領[[アルベール・ルブラン]]により[[1936年]]に峠が開通し、従来ヨーロッパアルプスで最高点だった[[ステルビオ峠]](2763m)を超えて1位となった。
 
峠北部に位置する標高815mの[[ブールサンモーリス]]を起点とした場合、水平距離で48kmの地点にあたり、平均斜度は4.1%、標高差は1955m。スキーリゾート地として知られるヴァルディゼールから起算すると水平距離にして15kmの地点にあたり、平均斜度6%、標高差は895mである。
 
峠南部に位置する標高1399mの[[ランスブール・モン・スニ]]を起点とした場合、水平距離で32.9kmの地点にあたり、平均斜度は4.2%、標高差は1371m。ボヌヴァル・シュール・アルクから起算すると水平距離にして13.4kmの地点にあたり、平均斜度6.9%、標高差は977mであり、最大斜度は10%を超える。
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ツール・ド・フランスにおいて当峠が最初にコース設定されたのは[[1938年]]。[[フェリシアン・ヴェルヴァック]]が最初に当峠を通過した選手となった。
 
翌年、[[1939年]]には、ボヌヴァルシュールアルクから当峠越えのブールサンモーリスまでという個人タイムトライアルの舞台として設定され、[[シルヴェール・マース]]が2位以下を4分以上引き離しての勝利をおさめた。
 
[[ツール・ド・フランス1996|1996年]]のツール・ド・フランスでは、第9ステージにて[[ガリビエ峠]]とともに設定されていたが、積雪による悪天候のため当日急遽コース変更が行われた。予定されていたヴァルディゼールから[[セストリエーレ]]までの190kmのコースは、スタート地点が[[モネティエ・ル・=レ=バン]]となり、わずか46kmの行程に変更された。
 
当峠1位通過選手は下記参照。