「大根おろし」の版間の差分

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[[Image:Pacific saury in japan.jpg|thumb|[[サンマ]]の塩焼きに<BR>添えられた大根おろし]]
'''大根おろし'''(だいこんおろし)は、[[ダイコン|大根]]の根部を[[おろし金]]を用いてすりおろした食品。
 
[[和食]]の付け合せや[[薬味]]として使われることが多い。独特の辛みが魚料理等の臭みを中和する効果がある。
 
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== おろし方 ==
上述のように大根おろしの辛みを得るためには、細胞を効率良く壊すことが必要である。そのためには大根の切断面を[[繊維]]を断ち切るようにおろすとよい。おろし金に対して直線に力をこめて一気にすりおろすとより辛味が増す。具体的には長手方向に対して直角に円を描くように回しながらおろすと良い。『怒りながら大根をおろすと辛くなる』という昔ながらの伝承は、道理にかなっているといえる。
 
さらに、おろしてから5分程度経過したら、辛みがピークに達しその後減少する。また、皮付きでおろすと更に辛みが増す。
 
逆に辛味を減らしたい場合は、くびの方を使い、輪切りにした側面からゆっくりと円を書くようにすりおろすとよい。繊維に沿っておろすことになり細胞が壊れにくいためである。前述の皮の方に辛みがあるのでさらに芯の部分を使用すると辛みは減少する。
 
さらに甘みを生かす為にはおろしたあと即加熱することで10分程度で加熱前より2倍程甘みが増す。
 
イソチオシアネートは[[揮発性]]のため、おろしてからしばらくおいておくと辛みが減少する。また、[[ビタミンC]]なども時間とともに同様に減少する。それをさけるためには、食べる直前におろすのがよい
 
== 大根おろしに医者いらず ==
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まず第一に、上記のように消化を助ける働きがある。加えて、ビタミンCを始めとする各種栄養素が豊富に含まれている。([[ジアスターゼ]]脚注参照。)
 
さらに大根おろし汁でうがいをすると[[口内炎]]や[[虫歯]]、[[歯肉炎]]など口の中の炎症に効くとも言われている。イソチオシアネートの持つ殺菌作用によるもの思われる。この殺菌作用は生ガキを洗浄する際にも利用される場合がある。
 
[[蜂蜜]]を加えて飲むと[[咳]]や[[喉]]の痛み、[[声]]枯れ、[[二日酔い]]によいとする民間療法も知られている。