削除された内容 追加された内容
Hosi-rui (会話 | 投稿記録)
15行目:
 
=== 筆跡鑑定 ===
[[筆跡鑑定]]は、[[自然科学]]の[[学問]]に属し、鑑定人は警察・民間・大学の研究者であり、[[学会]]は日本法科学技術学会に所属する[[学者]]である。</br>
[[筆跡鑑定]]では、別の二つ以上の[[文書]]に対して、文字の形態(縦長や横長、角型や丸型など)、書かれ方(はね・止めの仕方、くずし方、筆圧など)、筆癖(癖字や[[筆順]]の違い、点画の位置など)による個人差を比較するなどして、ある文章が本人によって書かれたものか、否かを照合する目的で使われる。人は文字を執筆する際に必ず[[社会]][[環境]]の中で文字を執筆するため、執筆するときの[[環境]]や背景にも注意する事が求められる。</br>
人は訓練することにより、偽筆(ぎひつ)という自身の筆跡を隠したり、模書(もしょ)という他人に似せて文字を書くことが可能なため、形態一致を判定する[[コンピュータ]]などでは不十分であり、[[自動]]的に行うことはできない。このため、筆意(ひつい)という、[[文字]]を[[執筆]]する際の「[[意思]]」などを汲み取り、総合的に判断するために専門の「筆跡鑑定人」が行う。</br>