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[[ファイル:MoreauLeda.jpg|thumb|right|[[ギュスターヴ・モロー]]による『レダ』]]
[[ファイル:Correggio 038.jpg|thumb|right|[[コレッジョ]]による『白鳥を伴うレダ』]]
'''レーダー'''([[ギリシア語]]:{{lang|el|Λήδα}}、[[英語]]:{{lang|en|''Leda}}'')は、[[ギリシア神話]]の人物である。[[アイトーリア]]王[[テスティオス]]の娘で、[[スパルタ]]王[[テュンダレオース]]の妻。
 
== 概説 ==
[[ゼウス]]はレーダーを愛し、[[ハクチョウ|白鳥]]の姿に化けて彼女を誘惑した。鷹から逃れるために、白鳥の姿のゼウスはレーダーの腕の中に隠れた。密通によってレーダーは卵を産み、卵から[[ヘレネー]]が生まれた。ヘレネーは後に「[[トローイア]]のヘレネー(トロイのヘレン)」として知られる美女になる。
 
同じ卵、または別の卵から[[カストル (ギリシア神話)|カストル]]と[[ポリュデウケース]]が生まれた。二人は[[ディオスクーロイ]](ゼウスの子の意)とも呼ばれる。また、[[クリュタイムネーストラー]]が生まれた。
 
伝承によっては誰が誰の父親だったかは異なるが、一般的にはヘレネーとポリュデウケースはゼウスの子であり不死で、カストルとクリュタイムネーストラーはテュンダレオースの子であり死の運命があるとされる。
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ほかの伝承では、[[ネメシス]]がヘレネーの母であり、やはり白鳥の姿のゼウスによって孕まされたとされる。羊飼いがその卵を見つけてレーダーにあずけ、卵がかえるまでレーダーは注意深く胸に収めたという。卵がかえると、レーダーはヘレネーを娘として育てた。ゼウスはヘレネーの誕生を記念して、天空に[[はくちょう座]]を創造した。
 
=== レーダーと西洋芸術 ===
レーダーと白鳥、あるいはレーダーと卵は、西洋古代美術において人気のあるテーマであった。近代美術でも、有力な[[インスピレーション]]の源になった。美術作品や[[ウィリアム・バトラー・イェイツ|イェイツ]]の詩における「レダと白鳥」のモチーフについては、[[レダと白鳥]]を参照。
 
== 参考文献 ==
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[[Category:ギリシア神話の人物]]
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[[bg:Леда (митология)]]