「フェンダー (自動車)」の版間の差分

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'''フェンダー('''({{Lang|en|Fender}}'')'''とは、[[自動車]][[車体]]の部品、部位の一つ。回転する[[タイヤ]]自体から、あるいはタイヤによる石、泥、水などのはねから乗員や[[歩行者]]を保護するもの。[[米国英語]]の自動車用語で[[タイヤ・ハウス]](ホイール・ウェル(''{{Lang|en|wheel well}}''))を構成している枠部分のこと。[[英国英語]]で'''ウイング(''{{Lang|en|wing}}'')'''とよばれる部分に相当する
 
==解説==
[[米国英語]]の自動車用語で[[タイヤ・ハウス]](ホイール・ウェル(''{{Lang|en|wheel well}}''))を構成している枠部分のこと。[[英国英語]]で'''ウイング(''{{Lang|en|wing}}'')'''とよばれる部分に相当する。
フェンダーは当初は独立した機能部品であったが、[[1940年代]]末に[[フラッシュサイド]]と呼ばれる、[[キャブ|キャビン]]をフルワイズ化する[[インダストリアルデザイン|スタイリング]]手法が確立されると、フェンダーはボディーに取り込まれていった。
 
当初は独立した機能部品であったが、[[1940年代]]末に[[フラッシュサイド]]と呼ばれる、[[キャブ|キャビン]]をフルワイズ化する[[インダストリアルデザイン|スタイリング]]手法が確立されると、フェンダーはボディーに取り込まれていった。
 
現代の自動車では前(フロント)側車輪(ホイール)上にあるパネルを指し示し、後(リア)側のフェンダーは、独立した部品ではなくモノコック構造を形成するボディ主要構造体として一体化されている場合がほとんどである。リア側が独立したフェンダーの場合、リア・[[クォーター・パネル]]とも呼ばれる。乗用車では各ホイール上に4つのフェンダー部がある。
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[[ホワイト・ウォール・タイヤ]]には、汚れ防止の目的でフェンダーに[[カーブ・フェンダー]](''{{Lang|en|[[:en:curb finders|curb finders]]}}'')が装着される。タイヤが何かに擦られる前にカーブ・フェンダーが擦られて音を発することにより運転者に注意を促すもので、1950年代から1960年代に多く用いられた。
 
 
スポーツカーなど走行性能向上のためトレッド幅を拡大するため、[[オーバーフェンダー]]、[[ブリスター]]フェンダーといった手法がとられる。前者はその名の通り、元のフェンダーの上に取り付けられる三日月状、あるいは台形状の部品で、取り付けは[[ねじ|ビス]]止めか[[リベット]]止めが多い。[[日産・フェアレディZ|S30型フェアレディZ]]や[[日産・スカイライン|C10型スカイラインGT-R]]など、[[1970年代]]ころまでの車([[旧車]])によくみられる。後者はフェンダー全体が外に膨らんだ形状で、広範囲でタイヤを覆うため[[流体力学|空力]]特性に優れる。フロントはフェンダーを丸々交換、リアはもとのボディに貼り付けられることも多い。[[日産・スカイライン|R32~34型スカイラインGT-R]]や[[スバル・インプレッサ|インプレッサWRX22B]]などの現代のスポーツカーによくみられる。
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*[[クォーター・パネル]]
*[[フェンダーミラー]]
*[[フェンダーレス]]
 
{{自動車部品}}
{{car-stub}}