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'''ストークスの式'''(ストークスのしき、[[英語]]:Stokes' law)とは主に小さな粒子が流体中を沈降する際の[[終端速度]]を求めるために用いる計算式である。終端速度とは粒子に上向きの力を及ぼす抵抗力および浮力と下向きの重力とが釣り合ったときの速度であり、粒子が一度その速度に達すると、その後は速度は変化せず一定になる。実際には微粒子が流体中を落下するときは落ち始めてほんの数秒で終端速度に達するが、大きな粒子の場合は終端速度に達するまでにより時間がかかる。また大きな粒子では流体から受ける抵抗力もストークスの式における仮定とは若干のずれが生じる。そのため比較的大きい粒子に対しては[[アレンの式]]や[[ニュートンの式]]を適用したほうがよい場合もある。
以下に流体中の球形の粒子の落下に関するストークスの式を書く。
 
まず、流体中を落下する球体に働く[[抗力|抵抗力]]は、
:<math>F=6 \pi \eta rv</math>
::η:流体の[[粘度]][Pa・s]もしくは[g/(cm・s)]