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'''有機金属化学'''(ゆうききんぞくかがく、Organometallic chemistry)とは[[金属]]と[[炭素]]との[[化学結合]]を含む[[化合物]]を研究する学問であり、有機金属化学は[[無機化学]]と[[有機化学]]とが融合した領域である。尚、類似の語である合成有機金属
有機金属化合物は接頭辞の"organo-"で見分けられる。[[有機パラジウム]]化合物は有機金属化合物の例である。典型的な'''有機金属化合物'''は、有機亜鉛化合物 chloro(ethoxycarbonylmethyl)zinc(ClZnCH<sub>2</sub>C(=0)OEt)、有機銅化合物 lithium dimethylcuprate(Li<nowiki>[</nowiki>CuMe<sub>2</sub><nowiki>]</nowiki>) そして有機マグネシウム化合物 iodo(methyl)magnesium(MeMgI)、[[グリニャール試薬]]とn-ブチルリチウムから生成するdiethylmagnesium等である。
'''有機金属化合物'''の重要な種類として[[フェロセン]]から生成する[[メタロセン]]が挙げられる。ここでの金属という語の定義は意図的に拡張されており、[[ケイ素]]、[[ヒ素]]そして[[ホウ素]]など金属ではないが、有機ホウ素のtriethylborane(Et<sub>3</sub>B)のようなメタロイドの元素として知られているものを含む。また、ツィグラー・ナッタ触媒の[[アルミニウム]]のように[[卑金属]]の場合も含まれる。
'''有機金属化合物'''はしばしば[[触媒]]として実用に供せられ、例としては[[石油化学]]製品の製造や有機[[重合体]]の製造が挙げられる。
== 年表 ==
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