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イドリースをエノクへリダイレクト。聖書の説話とクルアーンの関係
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'''エノク'''(חנוך)は、[[旧約聖書]]の『[[創世記]]』や[[偽典]]で[[エチオピア正教]]の[[正典]]である『[[エノク書]]』、『[[ヨベル書]]』にその名前が現れる人物。エノクとは「従う者」という意味で、ヤレド([[イエレド]])の子、[[メトシェラ|メトセラ]]の父とされる。イスラム教の経典・[[コーラン]]では、エノクは預言者'''[[イドリース]]'''として記されている。『エノク書』は、彼に帰せられた物である。
 
『創世記』では、エノクという名前は二度現れる。初めは4章17節であり、[[カイン]]の子としてその名が記される。カインは建てていた町に彼にちなんでエノクとつけたという。二度目は5章21節から24節である。その箇所によれば[[ヤレド]]の子であるエノクは、65歳で[[メトシェラ]]をもうけ、365年生きたあと、「エノクはエロヒム(神と訳される)と共にあゆみ、エロヒムが連れて行ったのでいなくなった」(24節)という。このエノクは[[ノア (聖書)|ノア]]の曽祖父にあたる。エノクは『創世記』のこの部分のみにしか現れないが、死についての記述がなく「エロヒムが連れて行った」という表現がされていることから以後の人々に好んで取り上げられることになった。
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== 関連項目 ==
*[[聖書の登場人物の一覧]]
*[[聖書の説話とクルアーンの関係]]
 
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