「混和材料」の版間の差分

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: セメント粒子と水分、また[[骨材]]とセメントペーストとの分離を抑制することを目的として添加される[[増粘剤]]。水中不分離コンクリートや高流動コンクリートの製造、吹き付けコンクリートの粉塵低減に使用されている。大きく分けて、メチルセルロースなどの[[セルロース]]系と、ポリアクリルアミドやアクリルポリマーなどの[[アクリル樹脂|アクリル]]系があるが近年ではグリコール系高分子やバイオポリマーなども用いられている。
; 起泡剤、発泡剤
: コンクリートに気泡を混入させ、断熱性や軽量性を持たせる目的で添加される。[[オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリート|ALC]](軽量気泡コンクリート)の製造にも用いられる。起泡剤にはアルキル硫酸エステル塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩などの合成界面活性剤、[[松脂]]を[[アルカリ]]で[[鹸化]]したロジン石鹸などの樹脂石鹸系、牛馬の[[蹄]]や[[角]]などを粉末にした蛋白系がある。 [[発泡剤]]は[[水素]]の発生を利用した[[アルミニウム粉末]]が代表的である。[[酸素]]や[[塩化物イオン]]を生じるものは[[鉄筋]]の[[錆]]を促進するため、[[二酸化炭素]]を生じる物はコンクリートの[[中性化]]を促進するため好ましくない。
; 凝結・硬化調節剤、急結剤
: コンクリートの[[溶媒和|水和]]による凝結速度をコントロールするための混和剤。促進剤は寒冷地でコンクリートの凝結を促進し、早期に凍害に耐える強度を持たせる・[[プレストレストコンクリート]]工場で生産設備の回転を向上する・凝結を遅らせる作用のあるAE減水剤に配合して凝結遅延を改善するなどの効果が、遅延剤は夏季において高温による早期硬化を抑制する・[[トラックミキサ|ミキサー車]]中での凝結抑制などの効果があり、促進剤・遅延剤ともに有機系と無機系のものがある。無機系促進剤は[[硝酸塩]]、[[硫酸塩]]、[[炭酸塩]]、[[アルミナ]]など、有機系促進剤は[[無水マレイン酸]]、酢酸やアクリル酸のカルシウム塩、アミン類など、無機系遅延剤は[[リン酸塩]]や[[ホウ酸]]、[[亜鉛]]化合物、[[銅]]化合物など、有機系遅延剤はオキシカルボン酸や[[糖アルコール]]類、高分子[[有機酸]]などが用いられる。
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* [http://www.moon.sphere.ne.jp/jcaa/index.html コンクリート用化学混和剤協会]
 
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[[Category:コンクリート]]
[[Category:化成品]]