「ダモクレス族」の版間の差分
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[[中村彰正]]は「[[近点・遠点|近日点]]距離 5.2 [[天文単位|AU]] 以下、[[軌道長半径]] 8.0 AU 以上、[[離心率]] 0.75 以上」あるいは「[[軌道傾斜角]] 90°以上」の天体を[ftp://ftp.lowell.edu/pub/bas/damocloid ダモクレス族またはオールトの雲に属する小惑星]としてリスト化しており、また[[デビッド・C・ジューイット]]のWebサイトにも[http://www.ifa.hawaii.edu/faculty/jewitt/damolist.tiff ダモクレス族のリスト]がある。それぞれ30個余りの天体が掲載されているが、完全に一致してはいない。一方で[[ジェット推進研究所]] (JPL) の[http://ssd.jpl.nasa.gov/sbdb.cgi 太陽系小天体・準惑星データベース]にはダモクレス族というクラスが存在せず、該当する天体はケンタウルス族や太陽系外縁天体、もしくは[[アポロ群]]に分類されている。
ダモクレス族小惑星について「地球附近を通る[[長周期彗星]]のような」と説明されることもあるが、上記のリストに掲載されている天体の大半は近日点が小惑星帯に匹敵する距離にあり<ref>一つだけだが、天王星に匹敵する距離に近日点を持つ天体も掲載されている。</ref><ref>軌道面が黄道面に垂直に近い場合、「小惑星帯の中にある」とは限らない。</ref>、いわゆる[[地球近傍小惑星]]には当てはまらない。また、軌道傾斜角こそ大きいが離心率は比較的小さい天体も上記のリストには掲載されている<ref>なお、軌道長半径が5天文単位以下で軌道傾斜角が73度以上の小惑星は[[逆行小惑星]]である{{mp|2007 VA|85}}のみである。</ref>。
太陽から遠方にある限り、彗星は小惑星と区別がつかない（→[[彗星]]及び[[彗星・小惑星遷移天体]]の説明参照）ため、小惑星としてダモクレス族に分類されていた天体が彗星に分類変更された例がある。例えば{{mp|2001 OG|108}}は太陽に近づくとともに彗星としての活動を始めた為、C/{{mp|2001 OG|108}}（[[LONEOS彗星]]）に改称された。
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