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'''白海'''(はっかい;{{lang-ru|'''Белое море'''}} <small>ビェーライェ・モーリェ</small>、{{lang-fi|'''Vienanmeri'''}})は、[[ロシア]]北西部の[[バレンツ海]]の[[湾]]である。大部分はロシアに属しており、西を[[カレリア]]、北を[[コラ半島]]に囲まれている。多くの湾があるが、主な湾はコラ半島を形成する北の[[カンダラクシャ湾]]、[[オネガ川]]が流れ込む南の[[オネガ湾]]、[[北ドヴィナ川]]が流入しアルハンゲリスクの町がある[[ドヴィナ湾]]、湾の東の入口付近にあるメゼン湾など。
 
白海には重要な港、[[アルハンゲリスク]]がある。アルハンゲリスクはロシアの国際交易の歴史のなかで重要な存在であり、ロシアが18世紀に[[バルト海]]に進出する前はロシア唯一の海港として西欧([[モスクワ会社]])や北欧との貿易で栄えた。近代も[[ポモール]]らによるノルウェー北部との交易・[[ポモール交易]]が行われた。[[クリミア戦争]]でロシア軍を攻撃するために[[イギリス海軍|英国艦隊]]が派遣され攻撃されたこともある。アルハンゲリスクは後に[[ソ連海軍]]の重要な拠点かつ[[潜水艦]]の基地となり、現在でも[[ロシア海軍]]の[[北方艦隊]]が白海に対し睨みを利かせている。
 
[[白海・バルト海運河]]で白海は[[バルト海]]と繋がっている。