「偵察衛星」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
MULTIVAC (会話 | 投稿記録)
30行目:
合成開口レーダー(SAR)偵察衛星の代表例、米国の'''ラクロス'''(Lacrosse)の解像度は、当初の1.5-3mから現在は1m以下とされる。
 
== その他 ==
初期の偵察衛星は宇宙空間で撮影したフィルムをパラシュートで地上に投下・回収する方式であった。空中で航空機により引っ掛けて回収する方式もあった。現在ではCCDやMOSの半導体撮像素子によってデジタルデータとして撮影され、通常は暗号変換した後、電波信号により地上局へ送信している。
 
アナログ撮影時代には、無人衛星では思った通りの撮影が困難だった事から、人間による偵察撮影を目的とした有人[[宇宙ステーション]]も計画・運用された(アメリカの[[発展型ジェミニ計画#ジェミニ応用計画|MOL]]・[[有人軌道実験室]]、旧ソ連の[[サリュート|アルマース]]等)が、いずれも成果の得られないまま、高解像度ビデオカメラによる無人撮影に取って換わられている。
 
合成開口レーダー(SAR)による撮影では、雨天や雪、霧による減衰は比較的少ないので都合がいいが、解像度は光学式より劣る。光学式撮影も可視光線だけだと昼間の雲がさえぎらない時しか撮影出来ないので、赤外線を使用している。