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'''ローディー'''(roadie)とは、主として[[ロック (音楽)|ロック]]や[[フォークソング|フォーク]]などの[[ポピュラー音楽]]の業界で、楽器の手配、積み込み・積み卸し、輸送(トランスポート)、セッティング、エフェクティングといったコンサート業務や、楽器のメンテナンス
==語源==
巡業
日本国内においては、1980年代中盤ころより徐々に「'''ローディー'''」という職種名が掲げられるようになり、1990年代には音楽業界へ定着。▼
ロックなどのコンサートでは、ギターやドラムなどの楽器の他にアンプやPA(電気的な音響装置)などの大規模な設備が必要であり、ミュージシャンだけでは輸送や設営が困難である。また巡業(コンサートツアー)では、機材輸送など以外にも大小の雑事を解決していく必要がある。そういった事情から、ローディー(ロードマネージャー)という役職が生まれたという意見がある。
▲日本
==ボーヤ、バンドボーイ==
日本の音楽業界では、ローディーに相当する役割の人々を「'''ボーヤ
ボーヤやバンドボーイは、付いている[[バンド (音楽)|バンド]]などの正式メンバーを目指す者や、ソロミュージシャンとしてデビューするための修行(あるいは人脈作り)として働いている者が多いと言われる。そのため「ボーヤやバンドボーイは、ローディーという業務の専門職ではない」という意見がある。
ボーヤから正式メンバーに昇格した有名な例
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* [[横山剣]]([[クールス]])
==日本におけるローディー
ローディーと前述のボーヤとの大きな違いは、将来的にミュージシャンを目指す「通過点」ではない点
1980年代前半より、現在の「'''ローディー'''」と同様の役職を務める者は存在しており、1990年頃に職業として確立される。▼
なお、1992年には日本国内で初めて「'''ローディー'''」のマネージメントを主事業とする株式会社チームアクティブが設立されている。▼
▲前述のボーヤとの大きな違いは、将来的にミュージシャンを目指す「通過点」ではない点であり、「'''ローディー'''」は、ミュージシャンをサポートする業務、コンサートを運営する業務を行うこと自体を最終的な職業とするものである。
近年では、音楽・楽器の専門学校に「ローディーコース」が設けられ、人材を輩出している。しかしローディー自体が歴史の浅い職業であるため来歴は様々で、元・ミュージシャン、元・制作スタッフ、元・楽器店店員、元・楽器職人、元・[[システムエンジニア
[[名刺]]や[[クレジットタイトル|クレジット]]には“technician”、“instrumental technician”と記載されることが多い。スタッフ同士やミュージシャンからの呼称としては、“ローディー”の他に“tech”という略称や、単に“楽器”という表現もある。
雇用形態は、ミュージシャン(バンド)に直接雇用される者、ミュージシャンの所属[[芸能プロダクション|プロダクション]]に雇用される者、[[フリーランス|フリー]]、[[契約社員]]として派遣会社に登録する者、ローディーマネージメント会社や[[楽器レンタル]]会社の[[正社員|社員]]に大別される。
== 外部リンク ==
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