「バッテリーバックアップ」の版間の差分

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*SRAM自体にはデータの自己修復能力がないため、何らかの保護手段(冗長性を持たせたデータを保存する、あるいは多少のデータ化けなら、適当な手順で[[誤り検出訂正]]できるようにアルゴリズムを配慮するなど)を講じない場合は、1bitでもデータが化けた時にチェックサムエラーだとソフトウェア側で判断されて、保存したデータ全体を破棄することになる。このため、少しのエラーで(当時の技術やプレイ時間からすれば)大きな容量が損失することになってしまう。
 
ROMカートリッジ式ゲームソフトの場合、バックアップ用の電源には[[一次電池]]の[[コイン形リチウム電池]]が使用されることが多い。このリチウム電池の寿命は数年程度であるが、ゲーム機の電源を入れている間はゲーム機本体から電力が供給されるため、電池寿命の長さはプレイ時間に[[比例]]する。電池が切れるとバッテリーバックアップは機能しなくなってしまうため、引き続きバッテリーバックアップを使用するには電池の交換が必要となる(ユーザー自身の手で行うことが推奨されず、原則メーカーに依頼する形となる)。ただし、交換のために電池を抜いた場合にもバッテリーバックアップは機能しなくなるため、保存されていたデータは電池交換時には消えてしまう。このため、[[ファミリーベーシック]]専用カセットや[[PCエンジン]]の天の声2バックアップブースターなどでは市販の単三電池が使用出来るようになっており、本体の電源を入れたまま電池交換するという処置が取られた。これは、同時期のハードウェアにはあまり見られない珍しい仕様である。
 
1990年代後半頃から、セーブデータだけではなくカートリッジ内蔵の時計を動かす為に電池が用いられたソフトが現れた。その際、電池はセーブデータ保持と兼用である場合と、セーブデータとは別系統である場合がある。