「ピック奏法」の版間の差分

とくに[[ギター]]の演奏において、[[アルペッジョ|アルペジオ]]や主旋律と副旋律等を同時に演奏しようとした場合の自由度は[[フィンガー・ピッキング]]の方が高い。

上から下へ、[[ピック]]や[[指]]、[[爪]]等を使用して弦を弾く演奏方法。<br>[[弦楽器]]の中でも特にギター・ベースに使用される専門用語。<br>基本は、人それぞれ[[体]]や[[腕]]、[[手]]などの大きさや癖があるため、あって無いようなもの。<br>ただし、[[爪]]で弾く場合は爪を剥がさないためにも爪の長さに注意が必要。

下から上へ、[[ピック]]や[[指]]、[[爪]]等を使用して弦を弾く演奏方法。<br>ダウンピッキングよりも弦からピックや指や爪が離れやすく難しい。<br>また、[[手首]]や腕を痛めやすいのも下から上へ爪弾くコツを掴めていないことが多い。

弦を弾く動きが、ダウンピッキングとアップピッキングの規則的な繰り返しによって行われ、弦を移動した場合や[[休符]]を挟んだ場合にもその動きが持続される演奏方法。[[ビートルズ]]の「[[オール・マイ・ラヴィング]]」の[[リズムギター|バッキングギター]]などで用いられている奏法。<br>リズムキープがしやすく、[[テンポ]]が速くなっても安定したサウンドを維持しやすい。

弦移動の際に、高音弦に移る場合はダウンピッキングで、低音弦に移る場合はアップピッキングで弦を弾く演奏方法。<br>オルタネイトピッキングで演奏した場合に起こる移動ロスを少なくできる。

基本的にエコノミー・ピッキングと同様だが、特に3弦以上に渡って連続して行う場合にこう呼ばれる。その[[メロディ]]が[[アルペジオ]]の体をなしている場合は'''ブロークン・コード'''とも。<br>この奏法は[[フランク・ギャンバレ]]によって広く知られるところになり、後に[[イングヴェイ・マルムスティーン]]のプレイの影響から多くのプレイヤーが取り入れるようになっていった。スウィープ・ピッキングの名称は『ほうきで掃く (sweep)』動作に由来する。

[[チェット・アトキンス]]が生み出した奏法。<br>4～6弦（ベース担当）をミュートして[[親指]]で弾きながら、1～3弦（メロディ担当）を[[人差し指]]と[[中指]]で弾く奏法。または低音弦はピック（[[サムピック]]）で弾き、同時に高音弦を中指や薬指で弾くという奏法。これにより、ベース音とメロディ音が分離し、二本のギターで弾いているかのように感じさせることができる。

ピッキング、特に[[速弾き]]時、手首弾きや腕の痙攣弾きではなく、[[親指]]と人差し指の先の細かい屈伸のみでピッキングする奏法。[[ナノピッキング]]のような高速弾きや[[エコノミーピッキング]]をより速く正確に弾くのに適している。<br>[[大村孝佳]]、Ｙ[[イングヴェイ・マルムスティーン]]などが使っている。また少し特殊な奏法を用いてプレイするミュージシャンに[[AION]]の[[IZUMI]]がいる。IZUMIは[[右手]]の[[人差し指]]の屈伸だけで速弾きしており、この奏法は「IZUMIピッキング」とも呼ばれている。