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気道の「移行上皮」に言及
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[[Image:Harnblase Urothel.png|thumb|250px|膀胱の移行上皮、HE染色]]
'''移行上皮'''(いこうじょうひ、英:transitional epithelium)とは表在層、中間層、基底層の3層から構成される[[偽重層上皮]]の1種。[[光学顕微鏡]]では[[重層上皮]]様に観察されるが、全ての細胞は細胞突起を出して基底板に接している。最表層の細胞は[[被蓋細胞]]と呼ばれる。[[腎盤]]、[[尿管]]、[[膀胱]]、[[尿道]]の上皮であり、器官の拡張および収縮でその形態を著しく変化させる。収縮時の上皮層は厚いが、拡張時はそれぞれの細胞が扁平となり上皮層は薄くなる。移行上皮は尿路系の[[炎症]]、[[膀胱炎]]の際に[[尿沈渣]]中に出現することがある。
 
また、[[上気道]]にある、[[重層扁平上皮]]と[[多列繊毛上皮]]の中間的な性質をもつ細胞も「移行上皮」と呼ばれることがあり、これと区別する場合に前述した狭義の移行上皮は'''尿路上皮'''([[:en:urothelium|urothelium]])とも呼ばれる。
 
== 関連項目 ==