「立体配座」の版間の差分

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生体分子([[タンパク質]]、[[核酸]]、[[脂質]]、[[糖]]etc.)は各結合の立体配座が変化することで立体構造を大きく変化させる。言い換えると、高分子の各結合の立体配座の総体が高分子の立体構造を規定する。それゆえコンフォメーション変化により高分子の取りうる立体構造の特定の一つもコンフォメーションと言い表される。特にタンパク質の場合にこの用語が使用されることが多い。しかしながら、立体構造が重要であるような生体分子の場合には広く適用されている。また、特殊な状態(液相、温度、[[水素イオン指数|pH]]などの変化)をのぞけば自発的に構造が決定される。また、特定のコンフォメーションを取ることが、[[タンパク質]]や[[核酸]]の生物学的作用発現に必須でもある。
 
立体配座が異なるだけの2つの分子の関係は'''配座異性体'''(はいざいせいたい)あるいは'''コンフォーマー''' (conformer) という。
 
非常に低温にしたり、立体的に大きな置換基を導入することで、回転や立体反転に要する活性化エネルギーが分子の持つ熱運動のエネルギーを上回るようにすると、配座異性体間の相互変換が不可能になりそれぞれの配座異性体が単離できるようになる。