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'''ジェラルトン'''(Geraldton)は、[[オーストラリア]]・[[西オーストラリア州]]の港湾都市。[[中西部地域 (西オーストラリア州)|中西部地域]]に属し、州都[[パース (西オーストラリア州)|パース]]から北に約420kmの距離にある。人口は約27000人<ref>[http://www.censusdata.abs.gov.au/ABSNavigation/prenav/LocationSearch?collection=Census&period=2006&areacode=UCL509400&producttype=QuickStats&breadcrumb=PL&action=401 2006 Census QuickStats : Geraldton (Urban Centre/Locality)] [[オーストラリア統計局]]</ref>で、州第5位。
== 地理、気候 ==
ジェラルトンは[[インド洋]]に突き出た小さな岬の付け根に存在し、海岸線はその多くが砂浜となっている。パースとは国道1号線で結ばれており、長距離バスで約6時間かかる。パース同様[[地中海性気候]](Cs)だが、パースより高温かつ乾燥しており、さらに北あるいは内陸部へ向かうと[[ステップ気候]](BS)に含まれる。
== 歴史 ==
17世紀から18世紀、約60km沖合のアブロラス諸島はしばしば船の遭難箇所として航海者に知られていた。初めてこの周辺の土地を探検したのは、イギリス軍人ジョージ・グレイであり、1839年のことであった。そのおよそ10年後、オーストラリア人探検家オーガスタス・グレゴリーがこの地を踏査し、マーチソン川沿いに[[鉛]]の鉱脈を発見した。1850年、鉛をはじめとした鉱物資源を積み出す港として町と港湾が建設され、当時の西オーストラリア州総督チャールズ・フィッツジェラルドにちなみジェラルトンと名付けられた。
== 観光 ==
[[Image:St Francis Xavier Cathedral.jpg|thumb|200px|聖フランシスコ・ザビエル大聖堂]]
[[Image:Western Australia - Geraldton - HMAS Sydney Memorial - 0097.jpg|thumb|200px|軽巡洋艦シドニーを偲ぶ記念碑]]
1938年に完成された聖フランシスコ・ザビエル大聖堂は、建築にも長じていたジョン・ホーズ大司教によって設計され、20年の歳月をかけて建造されたものである。1877年に造られたポイントムーア灯台
第二次世界大戦のさなか、ジェラルトンの北西・[[シャーク湾]]の沖240kmにて[[オーストラリア海軍]]の[[軽巡洋艦]][[シドニー (軽巡洋艦・2代)|シドニー]]が交戦の末に沈没した。ジェラルトンには失われた乗員を悼む記念碑が置かれている。
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== 軍事 ==
ジェラルトンの郊外には[[オーストラリア国防軍|[オーストラリア軍]]の通信基地があり、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の通信傍受システム[[エシュロン]]の一翼を担っていると考えられている<ref>[http://www.theage.com.au/articles/2003/03/16/1047749659596.html Tracking down the masters of terror] [[ジ・エイジ|The Age]]</ref>。基地には4つの衛星通信アンテナがあり、インド洋および東南アジア方面からの電波を受信している。
== 脚注 ==
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