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戦後[[高度経済成長|高度経済成長期]]に阪神圏から団体旅行客が大量に押し寄せ、[[山代温泉|山代]]や[[山中温泉|山中]]、[[片山津温泉|片山津]]は相次いでホテルチェーンの建設や既存旅館の増築によって次々と拡大した。粟津もその開発の波に呑まれるように、拡大路線を支持した。その煽りとして、従来の木造旅館は建て続けに取り壊され、近代的な鉄筋のホテルに建て替えられるなど、温泉街の風貌は一変した。
 
だが、[[1980年代]]から団体客は減少し、バブル崩壊後からは経営が圧迫され、旅館数はほぼ半減して、行楽温泉として何とも中途半端な位置付けとなってしまった。その中で旅館「[[法師 (旅館)|法師]]」は、開湯とほぼ同じ歴史を誇る(世界最古の宿泊施設として、[[ギネス・ワールド・レコーズ|ギネスブック]]にも載っている)だけあって、今も木造旅館の姿が残されており、なお健在な姿を見せている。他にも拡大路線を採らなかった中小旅館が存在する
 
今日では白山の自然や文化、歴史、伝承を重視したイベントに力を入れており、集客力アップを見込んでいる。「おっしょべ節」や「いで湯太鼓」などはその代表である。
 
== 関連項目 ==