「旧制女子専門学校」の版間の差分

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旧制の学制下の女子学生に対する高等教育機関としては、[[大学令]]による大学として女子学生を受け入れる女子大学が設置されなかったため、女子高等師範学校および[[専門学校令]]による私立女子大学とならび、最も上位の高等教育機関として位置付けられる。なお、旧制大学では[[東北帝国大学]]、[[九州帝国大学]]、[[北海道帝国大学]]、[[同志社大学]]、[[東洋大学]]、[[早稲田大学]]は戦前から女子学生を受け入れており、女子専門学校から進学する者もいた。
 
なお、戦後の教育改革の一環として医学教育を大学のみに一本化する改革がなされ、[[旧制医学専門学校|医学専門学校]]が新制への中継ぎとして、大学令によって旧制医科大学に昇格することになったが、その中に含まれていた東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)・大阪女子高等医学専門学校(大阪女子医科大学を経て現・関西医科大学)・名古屋女子医学専門学校(名古屋女子医科大学を経て現・名古屋市立大学)の23校は、大学令下で初めて認可された女子大学という性格をも帯びている。もっとも、「大学」の名称は先に東京女子大学や日本女子大学校が使用していたが、この2校は学制上は専門学校であったことを念のため記しておく。
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