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[[ソニー生命]]とソニーの共同プロジェクトにより、芝浦テクノロジーセンター跡地に建設された。もともとこの土地は、[[1969年]]に、ソニーがオーディオ機器の生産拠点として芝浦工場を開設した場所である。その後、1989年に芝浦テクノロジーセンターに名称変更し、[[2004年]]から新本社ビルの建設に向けて着工、[[2006年]]10月に竣工した。ソニーシティの完成により、数十か所に分散していたソニーグループのオフィスが集約された。
 
99.4[[メートル|m]]という高さに対し、延べ床面積が約16万[[平方メートル|m<sup>2</sup>]]もあるのが特徴的である。また、東西約100メートル100m、南北約70メートル70mの平面の中に、コアを阻害されない約5千平方メートルの広大なオフィスフロアを確保している。これは、オフィスが入居する1フロアのスペースとしては、異例ともいえるほど広大である。さらに、ビル内部の移動手段としてエレベーターの他にエスカレーターを導入し、商業施設のように数階分の移動を円滑にすることで、移動時間の無駄をなくしている。
 
2007年度「[[グッドデザイン賞]]」受賞<ref>http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=33691&lang=ja&sheet=outline</ref>。2008年に第9回日本免震構造協会賞「作品賞」、及び、グリーンITアワード2008「経済産業大臣賞」受賞。2009年に第47回空気調和・衛生工学会賞「技術賞」(建設設備部門)受賞。
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=== 環境配慮 ===
ソニーシティでは、ソニーが工場や研究所、モノづくりの中で培ってきた省エネのノウハウを活かし、様々な最先端の環境配慮がなされている。その結果、CO2[[二酸化炭素|CO<sub>2</sub>]]の排出量が一般的なビルに比べて約48%、年間約1万[[トン|t]]削減されている<ref>http://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/eco/site/reduce/08.html</ref>。
 
その最大の特長は、隣接する「[[東京都下水道局]] 芝浦水再生センター」の下水処理水を、ビルの空調用に利用している点である。水再生センターから引かれたパイプを通して、1日に約6万[[立方メートル|m<sup>3</sup>]]もの下水処理水がソニーシティに流れている。民間企業が、自治体と下水処理水利用の契約を行うのは、全国でもあまり例がなく、この水再生センターに限っていえば、民間企業としては初の試みである。
 
== アクセス ==