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'''カール・ヌードストローム'''({{lang|sv|Karl Nordström}}、[[1855年]][[7月11日]] - [[1923年]][[8月16日]])は、[[スウェーデン]]人の画家である。
1892年に画家の[[リッカルド・ベリ]]が購入した[[ポール・ゴーギャン|ゴーギャン]]の絵画から啓示を受けたヌードストロームは、ベリ、[[ニルス・キュレーゲル]]とともに、スウェーデン西海岸にある[[ヴァールベリ]]([[:en:Varberg|en]])で1893年から1896年にかけて過ごし、作品制作を重ねて総合主義的様式を発展させた<ref>トシュテン・グンナション「カール・ラーションのジャポニスムと同時代のスウェーデンの絵画」『カール・ラーション展』171頁。</ref>。
ヌードストロームは、スウェーデン美術において「ジャポニスト」の要素を受け入れた初期の画家の一人とされている。彼は1882年、[[ノルウェー]]の画家[[クリスチャン・クローグ|クリスティアン・クローグ]]とともに[[パリ]]での第7回[[印象派]]展を訪れている。フランス美術の影響の元に[[ジャポニスム]]を吸収していき、のちの風景画には日本の[[木版画]]にじかに触れたことが伺える特徴がみえる。たとえば1887年の『ホガ地方から、ショーン』では、鳥の止まっている枝を画面の手前に描き、遠景と対比させているが、これはジャポニスムの典型的な特徴である<ref>「カール・ラーションのジャポニスムと - 」170頁。</ref>。
== 主な作品 ==
<gallery>
ファイル:Karl Nordström - My Wife.JPG|『Min fru』(1885年)
ファイル:Karl Nordström, Sunset, oil on canvas, appr. 1899.jpg|『Solnedgång över Västerhavet』(1899年)
ファイル:Karl Nordström-Vinterbild från Skansen.jpg|『Vinterbild från Skansen』(1891年)この絵画にも、手前の鳥の止まった枝と遠景との対比の構図がみられる。
</gallery>{{Commons|Category:Karl Nordström}}
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}
== 参考文献 ==
* [[東京都庭園美術館]]、[[三重県立美術館]]他編『スウェーデンの国民画家 カール・ラーション展』[[読売新聞社]]・美術館連絡協議会、[[1994年]]。
{{DEFAULTSORT:ぬとすとろむ かる}}
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