「質量保存の法則」の版間の差分

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[[フランス]]の科学者、[[アントワーヌ・ラヴォアジエ]]が元素の概念と共に提唱した。この考えから出発して、[[定比例の法則]]と[[倍数比例の法則]]が発見され、[[原子]]、[[分子]]及び[[化学量論]]の概念が確立した。これらのことから、質量保存の法則の提唱者であるラヴォアジエは「近代化学の父」と呼ばれる。
 
ラヴォアジエ以前は[[四大元素]]や[[フロギストン]]というものなどがあり、それらの混成によって多様な物性を現わすと考えられていた。それゆえ、混成を変えれば[[卑金属]]から[[貴金属]]が得られると考えたのが[[錬金術]]である。それに対してラヴォアジエは[[酸素]]をはじめとして30余種の単体が分離分割不能な元素であると考え、それらの量は化学反応の前後で変化しないと主張した。言い換えると、'''化学反応によって元素が分裂して増加したり、消滅して減少したり、他の元素に転化したりしない'''と言ったのである。
 
== 現代科学における質量保存の法則 ==