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'''ミドルウェア'''({{lang-en-short|Middleware}})は、[[コンピュータ]]の分野で、コンピュータの基本的な制御を行う[[オペレーティングシステム]](OS)と、各業務処理を行う[[アプリケーションソフトウェア]]との中間に入る[[ソフトウェア]]のこと。
 
通常はオペレーティングシステムの機能の拡張、あるいはアプリケーションソフトウェアの汎用的(共通的)な機能を集めたものである。アプリケーションソフトウェアはミドルウェアに要求を出すと、ミドルウェアがオペレーティングシステムに必要な要求を出し、結果をアプリケーションソフトウェアに返す。あるいはミドルウェア自体が各アプリケーションソフトウェアの起動・停止・監視などを含めた制御を行う。
 
代表的なミドルウェアには、[[データベース管理システム]](DBMS)や[[トランザクションモニター]]などがある。
 
== 概要 ==
アプリケーションプログラムが動作するにあたり、[[ネットワーク]]上の他[[サーバ]][[データベース]]とのやり取りなど、普遍的で面倒な手続きを要するものがある。これらとのやり取りの手順や管理をその種別単位にまとめ、ひとつの機能管理パッケージソフトウェアとしてまとめたものが[[ミドルウェア]]である。
 
特に企業システムや社会[[インフラストラクチャー|インフラ]]システムなどの[[エンタープライズ]]領域のシステム構築において、分散されたソフトウェアやアプリケーションソフトウェア間のデータのやり取りなどを司る。ミドルウェアとしては、それぞれの管理分野の専用ソフトウェアが用いられる事が多い。
 
また、[[カスタム|カスタマイズ]]の幅も大きく、それぞれのシステム特性に合わせた最適化設定が必要となっている。
 
なお、最近のシステム構築においては、基本ソフトウェアとこのミドルウェアをシステム[[プラットフォーム (コンピューティング)|プラットフォーム]](またはシステム基盤と呼ぶ)としてひとつの管理単位として定義し、専用の[[エンジニア]]/IT[[コンサルタント]]に設計構築を依頼する事が多い。
 
== 歴史 ==