「テル・ハラフ」の版間の差分

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=== 建物 ===
ハラフの先史時代の集落に対する広範囲な発掘は行われていないが、建物や構造物のいくつかは発掘されている。「アルパチャのトロス」(tholoi of Arpachiyah)と呼ばれる、ギリシャの[[円形墳墓]](トロス、tholos tomb)に似た構造物は、内部が円形のドーム構造であり細長い長方形の前室を通って入るようになっているが、これまでほんの少ししか発掘されていない。なかには石の基礎の上に泥でできたレンガを載せて作ったものもあり、うち一つは中から大量の女性像が見つかったこともあり儀式用と見られる。その他の円形構造物は普通の住居と見られる。
 
歴史時代に入ると、盛り土がアラム人やアッシリア人の都市の城塞に使われた。その下に広がる街は南北600m、東西1,000mにわたって広がる。城塞の丘は宮殿やその他行政用の建物が建っていた。中でも有名なものは「ヒラニ」の宮殿、または西の宮殿と呼ばれるもので、装飾の豊かさが特徴である。北東の宮殿と呼ばれる建物はアッシリア帝国の知事の住まいである。また、下に広がる市街地からはアッシリア式の神殿も見つかっている。