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'''ハイビジョン制作'''(ハイビジョンせいさく)[[2005年]]から2009年現在にかけて日本のテレビ放送で表示されている、[[ハイビジョン]]方式での制作・放送を知らせる役割を持つテロップである。[[放送事業者]]の任意によるもので、強制力は持たない。その後、多くの事業者が表示を取りやめた。
 
== 概要 ==
[[画像:HV.JPG|thumb|right|200px|表示例]]
[[総務省]]・[[全国地上デジタル放送推進協議会]]などが策定し[[ハイビジョン]]方式により放送される番組の制作、また[[ハイビジョン]]方式で制作された番組の放送である事をPRするために番組冒頭などにロゴマークを表示する。地上波に限らず、BS・CSの衛星放送でも表示される事がある。
 
[[2005年]][[6月20日]]から[[7月31日]]まで「'''レッツ!地デジ'05夏'''」というキャンペーンを実施。この時、[[放送事業者]]の協力を得てハイビジョンで制作された番組で、夜719~11~231時台に放送される[[民間放送|民放]]番組にアナログ放送標準テレビでの視聴者向けに冒頭で数秒間の表示がされた<ref>[http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050616_1.html 総務省ホームページ](掲載期間終了)</ref>。
 
2005年[[12月1日]]の[[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタルテレビ放送]]開始記念日と共に再び全国で一部の番組を除く全日の時間帯での表示を開始。総務省は「HV」をかたどった表示ロゴを策定し[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]や[[TBSテレビ|TBS]]、[[テレビ東京]]などが採用した。
 
地デジ完全移行3年前となる[[2008年]][[7月24日]]からは総務省の「地上デジタル放送推進総合対策」等によりアナログ放送にてアナログ放送であることを周知するための「'''アナログ'''」マークの表示を開始<ref>[http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080724_5.html 総務省ホームページ]</ref>、これに伴ってほぼ全ての番組で「ハイビジョン制作」マークの表示が消滅した。NHKでは画面右上に[[ウォーターマーク]]の形で常時、民放では番組の最初に付くようになった(独立U局のみハイビジョン制作ロゴを表示、アナログでは並行表示される)。多くは2008年7月24日以降となっているが、TBS系列・テレビ東京は[[7月1日]]には表示されなくなった。その後、[[2009年]][[1月12日]]からは民放各局では「アナログ」マークを番組放送中に常時表示するようになった。
 
== 各局での表示形態 ==
=== NHK ===
{{mainMain|日本放送協会}}
地上波・衛星波・国際放送([[NHKワールド]])を問わずほとんどの番組がハイビジョンで制作されているため、元から一切表示されていない<ref>[http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050616_1.html]</ref>。ただ以前は「ハイビジョン同時放送」(1994([[1994]]~2003~[[2003]]3月)、「ハイビジョン同時」(2003年4月~11月)、「BS hi同時」(2003年12月以降 [[地上デジタルテレビジョン放送|地上デジタル放送]]でもハイビジョン放送を行うための区別として)といった表示があった。
 
=== 日本テレビ系列 ===
{{mainMain|日本テレビネットワーク協議会}}
冒頭で数秒間、画面端に'''HV'''([[総務省]]基準ロゴ)、その下に“ハイビジョン'''番組'''”と表示する。同じ'''HV'''マークを使っているJNN・TXN系列とは違い、黒字に白色の縁取りを施している。収録番組・[[NNNストレイトニュース]]は地上波マスター送出、NNNストレイトニュース以外の生放送番組は副調整室からそれぞれ出している。
 
ただし一部の地方局([[札幌テレビ放送|札幌テレビ]]・[[青森放送]]・[[テレビ岩手]]・[[宮城テレビ放送|ミヤギテレビ]]・[[中京テレビ放送]]など)のローカル番組・時差ネット番組では'''HV'''、その下に“ハイビジョン'''制作'''”表示を使用する例もある([[日本海テレビジョン放送|日本海テレビ]]では'''HV'''の'''右側'''に“ハイビジョン'''制作'''”と表示)。[[北日本放送]](KNB)は、自社制作番組では他の系列局とは違う「'''KNBハイビジョン'''」という表示を使用している。[[四国放送]](JRT)のみ'''HV'''は表示されず、“ハイビジョン'''制作'''”のみの表示となっている。
 
テレでは、2008年7月23日より[[真相報道 バンキシャ!]]等の一部の報道番組を除き表示されなくなった。
 
=== TBS系列 ===
{{mainMain|Japan News Network}}
冒頭で数秒間、画面端に'''HV'''(総務省基準ロゴ)、その下に“ハイビジョン'''制作'''”と表示する([[NEWS23]]ではその下にJNNロゴも入る)。
 
[[青森テレビ]](ATV)では、“ハイビジョン制作”のフォントが標準のものとは異なっている(ただし表示は一部のローカル番組のみ)。また[[IBC岩手放送]](IBC)でも過去に四角い枠に“HV ハイビジョン制作”と独自のものを使っていたが、現在はTBS系列と同じものを使用している。[[山陰放送]](BSS)ではTBS系列の「HV ハイビジョン制作」を自社製作番組や一部の他系列番組で使用している。
 
収録番組と一部生放送番組([[イブニング・ファイブ]]など)は送出マスターのテロップからほとんどの生放送番組は番組テロップの一部としてスタジオサブから表示していたが、2008年[[6月30日]]を最後に7月1日より表示されなくなった。<ref>[[毎日放送]](MBS)のローカル番組・全国ネット番組もTBSと同時に表示されなくなった。地方局は[[7月23日]]まで表示があった。</ref>
 
=== フジテレビ系列 ===
{{mainMain|フジネットワーク}}
冒頭で数秒間、画面端に“HI-VISION ハイビジョン制作”(ハイビジョン制作は白文字で黒の塗りつぶし)と表示する(地上デジタル放送ではアナログ放送よりもサイズは若干大きくなっている。一部地上波番組の時差放送を行う[[フジテレビCS事業部#フジテレビONE|フジテレビ739]]では表示されていない)。
 
一部の地方局([[新潟総合テレビ]]、[[石川テレビ放送|石川テレビ]]、[[岡山放送]]、[[テレビ長崎]]、[[沖縄テレビ放送|沖縄テレビ]]など)のローカル番組では'''HV'''(総務省基準ロゴ)、その下に“ハイビジョン制作”表示を使用する例もある(岡山放送は日本テレビ系列と同じ、黒字に白色の縁取り)。[[仙台放送]](OX)は、自社製作と一部の番組で全体的に若干透けて表示されている。[[秋田テレビ]](AKT)では一部番組(フジ系遅れネット・TBS・TX及び一部の自社制作番組)では“ハイビジョン制作”の黒の塗りつぶしがなく、サイズも大きめのものを使用している。
 
[[東海テレビ放送|東海テレビ]]、[[関西テレビ放送|関西テレビ]]は“HI-VISION ハイビジョン制作”のマークが横長くなっている。[[テレビ新広島]](tss)は、“ハイビジョン制作”の[[フォント]]が異なる。[[山陰中央テレビジョン放送|山陰中央テレビ]](TSK)では左にマスコットキャラクターのえいっとくんの上半身のマーク、“HI-VISION”のフォントが細くなっている(フジ系遅れネット・他系列番組及びの自社制作番組で使用されている)。
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=== テレビ朝日系列 ===
{{mainMain|All-nippon News Network}}
CM明けから冒頭で数秒間、画面端に“ハイビジョン制作 HI-VISION”と表示する(一部番組を除きマスターの提供クレジットから白文字のみの表示)。一部の地方局のローカル番組(時差ネットを含む)ではテレで使用しているものを黒縁をつけて太く表示していたり、'''HV'''、その下に“ハイビジョン制作”(総務省基準ロゴ)の表示を使用する例もある。
 
[[朝日放送]]([[ABCテレビ]])では、時差ネット番組や自社制作のみ“HI-VISION”の表示がない。なお、[[スカイ・エー|スカイ・Asports+]]でも虎バン主義。[[虎バン]]で自社送出のものを見る事ができる。ABC制作テレ朝系全国ネットでは大淀旧社屋時代は縁を太くしているものを表示していたが、[[熱闘甲子園]]では薄め表示のものを使用していた。2008年[[6月23日]]の新社屋(福島区)移転後はABC送出の番組(一部番組を除く)もテレ朝と同じく白文字のみ表示している。
 
[[名古屋テレビ放送|メ~テレ]]でも原則ABCテレビと同様の表示であるが、一部の番組はテレ朝と同様のものを使用している(いずれも番組よっては縁が太い表示や薄め表示のものを使用している)。[[秋田朝日放送]](AAB)では2006年11月まで自社制作のみ総務省基準の「'''HV''' “ハイビジョン制作”」の「'''HV'''」部分が若干突出していたものを使用していたが、現在はテレ朝と同じものを縁を太くしているものを使用している。[[北陸朝日放送]](HAB)、[[瀬戸内海放送]](KSB)、[[九州朝日放送]](KBC)、[[広島ホームテレビ]](HOME)では総務省基準のHVマークを使っている(2007年[[10月31日]]まで[[大分朝日放送]]も使用していた)。
 
BSデジタル放送局の[[ビーエス朝日|BS朝日]]はテレビ朝日地上波同時放送([[スーパーベースボール (テレビ朝日系列)|スーパーベースボール]]など)が行われる場合に限り、テレビ朝日のマスターから表示されているものをそのままBS向けにも流している。CS放送の[[朝日ニュースター]]でもテレビ朝日地上波番組の時差放送が行われる際、表示されている(テレビ朝日のマスターから直受けしている関係上)。
 
テレビ朝日では、2008年7月24日から表示されなくなった<ref>朝日放送(ABCテレビ)では2008年[[6月23日]]に[[大阪市]][[福島区]]福島の新社屋に移転した時から全てのローカル向け番組で表示されなくなるが、全国ネット番組の一部では同年[[7月22日]]まで表示されていた。現在でも[[朝だ!生です旅サラダ]]で表示されている(送出マスターのテロップではなく、番組テロップの一部としてスタジオサブからの表示となっている)。</ref>
 
=== テレビ東京系列 ===
{{mainMain|TXN}}
冒頭で数秒間、画面端に'''HV'''(総務省基準ロゴ)、その下に“ハイビジョン制作”と表示する。
 
収録番組は地上波マスターの提供クレジットテロップから表示される(音声多重放送や字幕放送とは異なり、ネット送出である。ただし、テレビ東京送出分は表示時間がかなり短い。自社制作・時差ネットの場合は、番組を送り出す局で表示。[[テレビ大阪]]送出分では縁取りが極太になっている)が、ニュースや情報番組などの生放送番組(収録番組でも生放送で行われる場合も含む)ではマスターの提供クレジットテロップではなくスタジオ副調整室から番組テロップの一部として出している関係から地上波だけでなく[[BSジャパン]]、時差放送される[[日経CNBC]]の衛星波でも“HV ハイビジョン制作”のマークが表示されている(TXN系列各局の生放送番組や他系列の一部生放送番組も同様)。
 
TBSと同様、2008年7月1日より表示されなくなった<ref>[[テレビ北海道]](TVh)は2008年7月23日まで自社製作番組および時差ネット番組で表示されていた。但し、最後の表示は2008年7月26日放送の[[土曜スペシャル]](テレビ東京で2008年6月14日の放送分。これは「HV ハイビジョン制作」のテロップ表示付きでテレビ東京からのネット回線を受けて収録したものを放送したため)である。</ref>。ただし、「字幕」などの表示は引き続き継続して表示されている。
 
=== 独立UHF局 ===
{{mainMain|全国独立UHF放送協議会}}
多くの放送局では冒頭で数秒間、画面端に'''HV'''(総務省基準ロゴ)、その下に“ハイビジョン制作”と表示する(フォント等はTBSやテレビ東京と同じ)。なお現在も引き続きハイビジョン制作ロゴを表示、アナログでは並行表示される([[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]ほか一部の局では取りやめている)
 
ただし[[京都放送|KBS京都]]と[[テレビ埼玉|テレ玉]][[バッハプラザ|BUCHプラザ]]のみ画面端に'''HV'''、その下に“ハイビジョン'''番組'''”と表示している。これは、日本テレビなど同じものである(ただし、日本テレビと違い、黒字に白色の縁取りではない)。[[千葉テレビ放送|チバテレビ]]では、上記の“ハイビジョン制作”のフォントが違う番組もある(主に自社制作の他局にネットしない番組のみ使用
 
[[サンテレビジョン|サンテレビ]]では、自社制作もしくは自社より送出する番組に限り画面端に“ハイビジョン制作”のみ表示。朝日放送のものに似るが、枠の形やフォントが異なる。基本的に冒頭で数秒間出るが、[[サンテレビボックス席]]では番組途中で出ることもある。08年4月から[[深夜アニメ]]に数本用いられるようになっている。なお、「[[東名阪ネット6]]」の番組ではTBSと同じものが表示される([[テレビ神奈川|tvk]]送出。ただし、局の都合で放送時間が変わる場合はこの限りではない)。
 
=== WOWOW ===
{{mainMain|WOWOW}}
ハイビジョン放送の番組では、最初に「HV」という効果音付きの[[コンピュータグラフィックス|CG]]映像が流れる。5.1chサラウンドステレオも行う場合は「HV 5.1」と表示される。
 
=== BS11デジタル ===
{{mainMain|日本BS放送}}
アナログ放送をしていないので、ハイビジョン制作の表示は行っていない。
 
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かつて2005年6月20日から7月31日までの間にこの形式で制作された番組で、夜719~11~23時台に放送される[[民間放送|民放]]番組にはアナログ放送標準テレビでの視聴者向けに冒頭で画面端に'''HV'''、その下に“ハイビジョン番組”(現在は[[NNN|日本テレビ系列]]で表示。TBS系列の[[中部日本放送]](CBC)でもこのタイプが表示されることもある)。あるいは“ハイビジョン制作”(現在はTBS系列と[[TXN|テレビ東京系列]]、独立U局で表示。一部の日本テレビ系列局でも自社製作ローカル番組や他系列を含む時差ネット番組で同様に表示される)と数秒間の表示(参照リンク[http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050616_1.html])がされていたが、同年12月1日から再び全国で一部の番組を除く全日の時間帯(全国放送・ローカル放送を問わず)で表示(アナログ放送・デジタル放送両方で BS・CS放送でも表示される場合あり)されている。ただし[[フジテレビ]]は“HI-VISION ハイビジョン制作”、テレビ朝日系列は“ハイビジョン制作 HI-VISION”と表示デザインが異なる(一部番組を除き各局のマスターから表示。[[ビーエス朝日|BS朝日]]はテレビ朝日地上波同時放送(『[[スーパーベースボール (テレビ朝日系列)|スーパーベースボール]]』など)行われる場合に限り、テレビ朝日のマスターから表示されているのをそのままBS向けにも流している。[[朝日放送]](ABC)では“HI-VISION”表示がない)。[[テレビ東京]]の場合、収録番組は提供クレジットテロップから表示される(但し表示時間はかなり短い)がニュース、情報番組などの生放送番組では提供クレジットテロップではなく番組内で使用されている表示テロップから出している関係から実際にハイビジョン放送される地上デジタル放送や[[BSジャパン]]、時差放送される[[日経CNBC]]でも”ハイビジョン制作”のマークが表示されている(他系列の一部番組も同様)。当初は1ヵ月限定での表示だったが、常時このマークの表示が行われる様になった。なお、日本テレビ系列の[[北日本放送]](KNB)だけは自社制作番組では他の系列局とは違う「KNBハイビジョン」という表示を使用している。TBS系列の[[IBC岩手放送]](IBC)は四角い枠に「HV ハイビジョン製作」と独自のものを使っていたが、現在は使用されていない。また、フジテレビ・テレビ朝日系列局でも一部の地方局のローカル番組ではTBSやテレビ東京と同様の「HV ハイビジョン制作」表示を使用する例もある。また、[[WOWOW]]ではハイビジョン放送の番組では最初に「HV」という映像が流れる(5.1chサラウンドステレオも行う場合は「HV 5.1」と表示される)
ただし、[[フジテレビ]]は“HI-VISION ハイビジョン制作”、テレビ朝日系列は“ハイビジョン制作 HI-VISION”と表示デザインが異なる(一部番組を除き各局のマスターから表示。[[BS朝日]]はテレビ朝日地上波同時放送(「[[スーパーベースボール (テレビ朝日系列)|スーパーベースボール]]」など)行われる場合に限り、テレビ朝日のマスターから表示されているのをそのままBS向けにも流している。[[朝日放送]](ABC)では“HI-VISION”表示がない)。
[[テレビ東京]]の場合、収録番組は提供クレジットテロップから表示される(但し表示時間はかなり短い)が、ニュース、情報番組などの生放送番組では提供クレジットテロップではなく、番組内で使用されている表示テロップから出している関係から、実際にハイビジョン放送される地上デジタル放送や[[BSジャパン]]、時差放送される[[日経CNBC]]でも”ハイビジョン制作”のマークが表示されている(他系列の一部番組も同様)。当初は1ヵ月限定での表示だったが、常時このマークの表示が行われる様になった。
なお、日本テレビ系列の[[北日本放送]](KNB)だけは、自社制作番組では他の系列局とは違う「KNBハイビジョン」という表示を使用している。TBS系列の[[IBC岩手放送]](IBC)は四角い枠に「HV ハイビジョン製作」と独自のものを使っていたが、現在は使用されていない。また、フジテレビ・テレビ朝日系列局でも一部の地方局のローカル番組ではTBSやテレビ東京と同様の「HV ハイビジョン制作」表示を使用する例もある。また、[[WOWOW]]ではハイビジョン放送の番組では最初に「HV」という映像が流れる(5.1chサラウンドステレオも行う場合は「HV 5.1」と表示される)。
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== 表示に関する規定など ==
基本として「ハイビジョン制作」テロップ表示はPRの一環であり、規則・運用基準が明確化されなかった。その為、表示するかは自主判断で対応はまちまちとなった。
 
また番組表を配信する各社によっても対応はまちまちであり、同じ配信会社でも放送局によってハイビジョン制作情報を付加するか否かも別れていることがある。示す場合には、テレビ欄に[HV]記号を用いる事が多い。録画機器の設定によってはハイビジョン制作に関する情報は重要になることがあり、現状の改善が望まれる。
 
スタジオ収録番組やドラマの場合は「ハイビジョンカメラで撮影して放映すること」でほぼ一致しているが、映画やアニメーション番組などの場合は「16:9スタンダード解像度で収録されたマスター」([[DVD]]程度の品質の映像)を「ハイビジョン解像度に[[映像のコンバート|アップコンバート]]して」放映する場合にも適用されることが多い。
 
このため、映画やアニメーション番組の愛好者の間ではスタンダード解像度マスターのアップコンバートによる放映とハイビジョン解像度マスターによる放映とを区別し<ref>[[WOWOW]]の番組表では前者を「HV*」、後者を「HV」と表示している。</ref>後者を[[スラング]]的に「'''真HV'''」などと呼ぶことがある。
 
ハイビジョン制作で且つ字幕放送対応の番組の殆どが、「ハイビジョン制作」と「字幕放送(字幕)」のテロップを同時に表示していた。