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==概要==
一般的な映画やドラマでは、物語上重要ではない場面は描写しないことが基本である。たとえば、刑事ドラマにおいて主人公の刑事が警察署から事件現場までどのように移動したかなどは、必要がないならばいちいち描かくことはない。一方で事件現場の描写などはとても詳細に行われ、視聴者に対してここが重要な場面であることをアピールできるようになっている。TRPGでもこれと同じように、ゲームシナリオにおいて重要でない場面や時間を省略し、シナリオにおいて重要な場面を強調して描写するという処理が[[ゲームマスター]]によって行われることが多々ある。そして、TRPGの中にはゲームの進行を映画の脚本のようにシーン単位で区切るルールを実装することにより、より映画的/舞台演劇的なストーリーを手軽に体験できるように志向されたゲームがいくつか存在する。
{{出典を明記|section=1}}
一般的な映画やドラマでは、物語上重要ではない場面は描写しないことが基本である。たとえば、刑事ドラマにおいて主人公の刑事が警察署から事件現場までどのように移動したかなどは、必要がないならばいちいち描かくことはない。一方で事件現場の描写などはとても詳細に行われ、視聴者に対してここが重要な場面であることをアピールできるようになっている。TRPGでもこれと同じように、ゲームシナリオにおいて重要でない場面や時間を省略し、シナリオにおいて重要な場面を強調して描写するという処理が[[ゲームマスター]]によって行われることが多々ある。
 
そして、TRPGの中にはゲームの進行を映画の脚本のようにシーン単位で区切るルールを実装することにより、より映画的/舞台演劇的なストーリーを手軽に体験できるように志向されたゲームがいくつか存在する。{{要出典範囲|このようなゲームを一般的に「シーン制のTRPG」と呼ぶ。|2008年2月14日 (木) 19:33 (UTC)}}
 
「シーン制」と言う言葉はユーザー間で使われる俗語の体裁が強く、製作側がゲーム製品のジャンルとして「シーン制」という用語を広告的に使うことは少ない。この用語は1998年の[[トーキョーN◎VA|トーキョーN◎VA The Revolution]]の発売以降、その特徴的なシステム概念を説明するために雑誌での紹介記事や[[サプリメント (TRPG)|サプリメント]]のコラム記事などで使われ始めるようになり、一版のTRPGゲーマーたちもインターネットを中心に「シーン制」という用語が使われるようになっていった。
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シーン制のゲームではこのように、ゲームシナリオ上で強い意味を持つ場面(シーン)のみを積み重ねていくことでシナリオが進行していく。そして、ほとんどのシーン制のゲームではプレイヤーキャラクターの能力管理に、ゲーム内時間とは別にシーン単位の時間が組み込まれている。例えば、「シーンが切り替わるとヒットポイントが回復したりする」「この魔法は1シーンの間持続する」などである。これがシーン制でないゲームの場合は「8時間の睡眠でヒットポイントが回復する」「この魔法は10分に間持続する」などと定義されることが多い。
 
シーン制を用いていないテーブルトークRPG([[アドバンスト・ダンジョンズ・アンド・&ドラゴンズ]]、[[ソードワールド]]など)のプレイ感覚が、コンピュータゲームに例えれば[[ドラゴンクエストシリーズ]]のようにプレイヤーキャラクターを実際にコントローラでキャラクターを歩かせて目的地まで移動させているようなものなのに対して、シーン制のテーブルトークRPGのプレイ感覚は、選択肢型[[アドベンチャーゲーム]]のように移動したい場所を選択すれば瞬時にそこにたどり着くような感覚に近い。
 
そのプレイ感覚の違いから、シーン制を用いているゲームのファンとシーン制を用いていないゲームのファンの間では、テーブルトークRPGというゲームに関する遊び方の認識が大きく違うことがあり、特にネット上の電子掲示板などでは両者の間で齟齬が起こることもしばしばある。