「ジャパネットたかた」の版間の差分

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この事件の発覚を契機に、社員が大量の商品を盗んでいたことに気付かないなどの杜撰な社内管理体制も明らかになった。また、「地元」「生え抜き」へのこだわりを転換し、中途入社や全国採用を始めるきっかけとなった。
 
なお、この元社員は窃盗容疑により警察に逮捕され、2004年12月に[[長崎地方裁判所]]佐世保支部で[[執行猶予]]付きの有罪判決を受けた。また、[[2007年]]4月にジャパネットたかたはこの元社員に対し1億1千万円の損害賠償請求の民事訴訟を長崎地裁佐世保支部に提訴、2008年4月長崎地裁佐世保支部は元社員に対して会社に対する重大な背信行為と社会的信用を貶めたとして、請求額が認められ会社側勝訴の判決を下した。この事件を教訓として、監視カメラの設置やICカードによる入退室のチェック、社内及びコールセンター内への携帯電話の持ち込み禁止など、情報漏洩対策もとられることになった。
 
この一連の事件に絡み、テレビや新聞紙上で謝罪を繰り返し、消費者へ分かりやすい対応をしたことが評価され、逆に同社のイメージが向上した面も否めない。また、事態発生時における[[企業倫理]]や[[リスクマネジメント]]の好例としての評価もあり、事実、それ以降、同社への社内見学を希望する企業が相次いだ。これについては[[パナソニック]]のFF式石油温風機・欠陥問題での同社の対応とその後の評価と同列に、そして失敗例として知られる[[雪印集団食中毒事件]]や[[三菱リコール隠し]]の各種対応と比較対照的に語られることも多い。