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'''鹹蛋'''(シ
== 概要 ==
塩水に生卵を浸し、時折かき混ぜながら1ヶ月程度寝かせて造る。多くは茹でて、ゆで卵状態にして、[[粥]]などと共に食べるが、生食する場合もある。[[卵黄|黄身]]を[[満月]]に見立てて[[月餅]]の中に入れることも多い。塩気が強いので、料理の調味料代わりに使われることもある。▼
一般に[[アヒル]]の[[卵]]で作った「鹹鴨蛋」(シエンヤータン)が多いが、[[ニワトリ]]で作った「鹹鶏蛋」(シエンジータン)など、他の鳥の卵でも作られている。
[[ベトナム|ヴェトナム]]ではホヴィムォイ(hột vịt muối)、[[フィリピン]]ではイトログ・ナ・マアラト(itlog na maalat)、[[タイ王国|タイ]]ではカイケム(khai kem)と呼ばれる。▼
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中国では、他に「鹹鶏子儿」([[河北省]]。ニワトリのもの)、「腌鶏蛋」(河北省。ニワトリのもの)、「鹹白果」(河北省[[承徳市]])、「鹹卵」([[福建省]])、「鹹鴨卵」(福建省。アヒルのもの)などの言い方がある。
▲塩水に生卵を浸し、時折かき混ぜながら1ヶ月程度寝かせて造る。多くは茹でて、ゆで卵状態にして食べるが生食する場合もある。塩気が強いので、料理の調味料代わりに使われることもある。
▲[[ベトナム|ヴェトナム]]ではホヴィムォイ(hột vịt muối)、[[フィリピン]]ではイトログ・ナ・マアラト(itlog na maalat)、[[タイ王国|タイ]]ではカイケム(khai kem)と呼ばれる。
== 危険な鹹蛋 ==
アヒルの餌に[[着色料]]を加えることで、卵の黄身を赤色に変化させる技術が存在する。こうした卵で造られた鹹蛋は、かつては[[縁起物]]として人気を博していたが、[[2004年]]には中国国内で人体に有害な工業用[[合成着色料]]([[スーダンレッド]])を用いた鹹蛋が摘発されるに至り、着色された鹹蛋は下火となりつつある。
== 派生義 ==
[[香港]]の[[広東語]]では「去賣鹹蛋」(鹹蛋を売りに行く)という表現を、死ぬという意味の俗語としている。香港では[[ウルトラマン]]の目が似ているとして、ウルトラマンを俗に「鹹蛋超人」と呼ぶ。
== 関連項目 ==
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