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キリスト教の教派によってさまざまな伝統がある。たとえば[[カトリック教会]]ではふだんかけられている祭壇布などがすべて取り払われ、イエスが眠りについていることをあらわす習慣がある。カトリックでは[[秘跡]]の執行も制限されており、[[聖体]]拝領や[[ゆるしの秘跡]]さえ瀕死の者など特別な場合にしか行われない。また[[結婚式]]も[[葬儀]]も行われない日でもある。
正教会では、聖大土曜日にも、聖大金曜日(聖金曜日)と同様キリストの黄泉下りと眠りを象るが、むしろその死への勝利を誉めあげ祝い、[[復活]]の喜びを先取りする祝いの日の性格が強い。キリストの棺の象り(眠りの聖像)が聖堂におかれ、マリヤの嘆きを記憶する聖歌「母よ、我、爾が種無くして孕みし子の」があると同時に、十字架を崇敬し、黄泉と死が生命をもたらすキリストの神性に触れて敗れる神秘が讃美される。聖大土曜日の[[時課]]では、[[早課]]の福音で[[マタイ福音書]]の27章末尾(土曜日となり、イエスの墓に番人が置かれる)が読まれ、その後、さまざまな聖歌が黄泉に下った[[キリスト|ハリストス]]が死に勝利した不思議を歌う。[[晩課]]では旧約から15箇所が読まれ、創造の業が記憶されて復活が第二の創造であることが想起され、またさまざまなイエスの[[予
== 関連項目 ==
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