「マセラティ・MC12」の版間の差分

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[[シャーシ]]は[[炭素繊維|カーボン]][[モノコック]]を基本とし、[[ポリアミド系樹脂#ノーメックス|ノーメックス]][[ハニカム構造]]を採用している。また、安全のために[[ロールケージ]]を備えている。サスペンションは[[ダブルウィッシュボーン式サスペンション|ダブルウィッシュボーン式]]を採用し、フロントのみ車高などをボタンで調整できる。ブレーキは[[ブレンボ]]製でドリルドディスクに前6/後4ピストンキャリパーを装備。また、ボタンにより「スポーツ(通常モード)」と「レース([[トラクションコントロールシステム|TCS]]をオフにした状態)」の2つのモードを選択できる。
 
ボディは[[フランク・ステファンソン]]の設計によるもので、全長5,143mm、全幅2,096mm、全高1,205mmと、エンツォよりサイズが拡大されている。ボディはカーボン製で、ベースとなったエンツォ・フェラーリと違い、ガルウイングドアは採用されず着脱可能なルーフを備え前ヒンジのドアを採用している。リアウイングは固定式で、角度の調節は出来ない。重量配分は前41%:後59%である。ボディカラーは「'''Bianco Fuji'''」と呼ばれる、マセラティブルーとホワイトのツートンカラーのみしか存在しない。このボディカラーのネーミングは、[[日本]]の[[富士山]]に由来している。
 
エンジンは、エンツォ用のエンジンをベースとした6.0L [[V型12気筒|V12]] [[DOHC]]エンジンを搭載。最高出力は632PS/7,500rpm、トルクは66.5kg·m/5,500rpmを発生し、0-100km/h加速3.8秒、0-400m11.3秒、最高時速330km/hという高い性能を発揮する。ミッションは「カンビオコルサ」と呼ばれる6速[[セミオートマチックトランスミッション|セミAT]]で、ギアチェンジの時間はわずか0.15秒と言われている。ハンドル横のパドルシフトで操作を行う。