「パーフェクトソルジャー」の版間の差分

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ロッチナが20話で言ってる
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== PS計画の失敗 ==
人工的に強化兵士をつくり出し、戦場での優位を確保するためのPS計画だったが、最終的には破綻するが、した。その原因がいずれも、死なない兵士の理想型としてPS計画の構想母体となった異能者キリコ・キュービィにあったというのは皮肉である。
 
後にキリコからフィアナと名付けられることとなるプロト・ワンは、その誕生課程でキリコを見たために彼への依存心が強くなり、それ故に戦闘よりもキリコへと関心が向き、秘密結社から欠陥品の烙印を押される。結果、彼女はキリコと行動を共にした。
 
元ギルガメス軍少佐で秘密結社幹部、マーティアル司祭でもあった[[装甲騎兵ボトムズ#主な登場人物秘密結社関係者|セルジュ・ボロー]]によってPSに必要なのは純粋な憎悪であるという解析がなされ、その中でプロト・ワンに愛情を寄せていたプロト・ツー/イプシロンはプロト・ワンを奪ったキリコへの憎悪から、執拗にキリコを狙った。だ結果討ち果たせず、サンサでの決闘に敗れて死亡する。
 
更にPSは大きな欠点を抱えていた。その寿命は僅か2年であり、能力の維持と生命を保つために高価なヂヂリウムを大量に消費しなければならないということは、あまりにもコストパフォーマンスに劣るものだった。ジャン・ポール・ロッチナはPSは時代に対応した一種の新人類という解釈もなされを語っ<ref>『装甲騎兵ボトムズ』第20話。</ref>が、上述の問題点に加えて元の人間に戻すこはできない非人道的な存在であったため、結果、第4次銀河大戦においてはPSは運用されなかった。
 
またPS計画の推進者であったギルガメス軍[[装甲騎兵ボトムズ#ギルガメス軍関係者|ディーテル・ロイル・バッテンタイン]]中将は第3次銀河大戦の終戦前、惑星ミヨイテでの“プランバンドール・スキャンダル”の嫌疑にかけられている。そのようなトラブルの中「素体」プロト・ワンは開発されたが、リドで秘密結社に奪取されてしまい、その後プロト・ワンが秘密結社を離れキリコと行動するようになってもギルガメス軍は彼女を奪い返すに至らなかった。
 
またバッテンタイン中将は、プランバンドール・スキャンダルの中心である腹心の[[機甲猟兵メロウリンク#主な登場メロウリンクが仇として追う人物たち|オスカー・フォン・ヘルメシオン]]准将がシュエップス小隊の生き残りである[[機甲猟兵メロウリンク#主な登場人物|メロウリンク・アリティ]]によって追い詰められた際、[[機甲猟兵メロウリンク#主な登場人物|キーク・キャラダイン]]中尉に命じて消す亡きものとするが結果的にその自己保身行動の結果PS計画を断念させるものとなり、PS計画を土台にしたバッテンタインの政界進出の目論見潰えさせることとなる。それは土台となっしまういたPS計画が断念されたことによるものであった
 
== バララント軍PS ==
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銀河結社[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端|マーティアル]]では[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端#主な登場人物|ヴィアチェスラフ・ダ・モンテウェルズ]]枢機卿が、愛娘である[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端#主な登場人物|テイタニア・ダ・モンテウェルズ]]が交通事故で瀕死の重傷を負ったことで、それを基に娘を“秩序の盾”と呼ばれる改造兵士'''ネクスタント'''へと仕立て上げ、新たな信仰の象徴ともした。
 
PSと違いヂヂリウムを必要とせず、ネクスタントは体を殆ど[[サイボーグ]]化されていると言ってもよく、バララントPSに近い。体内に“補助脳”と呼ばれる戦闘処理システムを持ち、それ併せた身体の改造により生身でATを苦戦させるほどの戦闘力を発揮する。更にATの搭乗時に補助脳を作動させた際には、異能者キリコをも凌駕する程の力を見せるが、これの作動によりテイタニアの人格と生命維持に危険が生じる両刃の剣ともなる。
 
しかし、キリコを討ち果たすことは出来ず、キリコが放った銃弾によって補助脳は破壊される。ネクスタントの開発計画もPS同様“触れ得ざる者”キリコによって頓挫することになった。
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PS専用として、より高性能、より高戦闘力を誇るATも開発された。
 
そういった機体は従来のATが束になっても敵わないほどの性能を見せるが、基本的にはPSや異能者(またはそれに類する者)以外に使いこなせるパイロットがいないことから量産はされていない。
 
ここでは、ゲームや小説に登場する機体も載せる。
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しかしこのシステムを使うには強靱な精神力が要求され、情緒不安定になると[[装甲騎兵ボトムズ#OVAの登場人物|ラダァ・ニーバ]]のように暴走する危険性を有していた。そのためPS計画と同様にナーブコネクターによる強化兵士案も廃棄されている。
 
== 脚注 ==
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<references />
{{装甲騎兵ボトムズ}}