「スペースシップワン」の版間の差分

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機体は米国の航空機開発会社、[[スケールド・コンポジッツ|スケールド・コンポジッツ社]]の設計によるもので、重さ約3トン、3人乗り。[[ロケット|ロケットエンジン]]は、[[酸化|酸化剤]]として液体の[[亜酸化窒素]]、推進剤として固体の合成[[ゴム]]を使用した[[ハイブリッドロケット]]である。制御性に優れた液体ロケットの長所と、取り扱いが容易な固体ロケットの長所の双方を兼ね備えている(詳細については[[ロケットエンジンの推進剤]]を参照)。高度15キロメートルまでは親機ホワイトナイトに吊り下げられて上昇することにより、大気圏を脱出するために必要な燃料の量を抑えている。
 
尾翼部分が回転し65°まで立てることが出来る特徴的な設計となっている。大気圏へ最高度から再突入落下時には尾翼を立てることで、降下スピードを抑え、機体の加熱を防いでいる。また、これによって突入落下時の機体の安定性を保つ役割も果たしている。
高度15.5キロメートルまで降下した時点で尾翼を水平に戻し、滑空しながら着陸地点を目指す。