削除された内容 追加された内容
m ロボットによる 除去: ru:Боевые кони
25行目:
 
軍隊での軽騎兵の使用は20世紀まで続いたものの、[[内燃機関]]を搭載した[[戦車]]の発達にともない、次第にその地位を追われていった<ref>[[ロサンゼルスオリンピック (1932年)|ロサンゼルスオリンピック]][[馬術競技]][[金メダリスト]]としても有名な日本陸軍[[騎兵]]、[[西竹一]][[男爵]][[陸軍大佐]]も、1930年代後期には騎兵から戦車兵(機甲兵)に替わり、[[硫黄島の戦い]]では戦車第26連隊長として最期を遂げている。</ref>。第二次世界大戦においても、馬は用いられたが、このうち最も有名なものは、[[ポーランド侵攻#作り話|クロヤンティの戦い]]で戦力で劣っていた[[ポーランド軍]]が[[ナチス・ドイツ]]の戦車から国を守るため、苦し紛れに用いたとドイツ側が捏造した写真である。また、大戦では緒戦から終戦まで、前線から後方の全てにおいて自動車化機械化が出来た[[アメリカ合衆国|アメリカ]]を除き、ドイツや[[ソビエト連邦|ソ連]]や日本といった主要国では軍需物資や[[重砲]]の輸送のみならず、[[偵察]]用途<ref>日本陸軍では、騎兵連隊の規模縮小化や戦車連隊化だけでなく、斥候(偵察)任務に特化された[[捜索連隊]]に改編した。</ref>などに馬を用いた。地形踏破能力では当時の自動車・オートバイの比では無かった騎馬は、山岳地域などでは機甲部隊の耳目として大いに活躍した。
日本軍では1945年、陸軍騎兵第4旅団が[[支那事変|中国戦線]]における[[老河口作戦]]に参加し、老河口飛行場占領に成功。これは世界戦史上最後の騎兵の活躍といわれている。
 
騎兵はもはや過去のものになったと思われがちだが、[[第三世界]]の国々の中には未だに小規模な騎兵を用いている国がある。ただし、騎兵を用いる対象は非武装の[[難民]]などが中心で、[[ダルフール紛争]]における[[ジャンジャウィード]]民兵などがその例である。また、先進国においても儀仗目的でのみ小規模な騎兵部隊を保有している例もある。