「変なおじさん」の版間の差分

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英語名は「ストレンジ・アンクル」(''Strange Uncle'')。水族館で変なおじさんが現れるコントで学術名として使われている。「変な」を表す形容詞「strange」と「叔父」を表す名詞「uncle」を合わせた直訳であるが、「Strange Uncle」をそのまま日本語に訳すと「見知らぬおじさん」となる。
 
*基本的なパターンは若い女性が集まる場所に、志村が扮する変なおじさんが変装(ある[[女子校]]の[[教室]]の場合は[[教師]]に、ある[[病院]]の[[病室]]の場合は[[医者]]もしくは[[看護婦]]に、ある所のある殺人現場の場合はニセ[[刑事]]に、あるファッション会場の控室の場合は[[ファッションデザイナー]]に変装して現れたが、出現場所は時を追う毎に異様となった)などして忍び込み、女性(主に[[いしのようこ|石野陽子]]や[[渡辺美奈代]][[松本典子]]、近年では主に[[優香]]、他に[[小泉今日子]]や[[鈴木亜美|鈴木あみ(現・~亜美)]]、[[井上和香]]、[[夏川純]]等)にちょっかいを出すのだが、要領が悪いので'''手の内がバレてしまう。'''
*女性たちの悲鳴で駆けつけた[[田代まさし]]扮する第三者(主にマンションの隣人と[[管理人]]や[[デパート]]の[[警備員]]や自動車店の店長や[[警察官]]など)が「どうしましたか?」と言い、女性が「'''このおじさん変なんです~'''」と訴え、次に田代が「なんだ君は!」と問い詰めると、居直った志村は「'''今なんつった?今なんつった?'''」、「'''なんだ<RUBY><RB>チミ</RB><RP>(</RP><RT>・・</RT><RP>)</RP></RUBY>はってか!? え!?'''(この間、一旦'''「イヒヒヒヒ……」'''と笑ってから)'''そうです、私が変なおじさんです'''」と名乗る。そして次にはいきなり「♪'''変なお~じさん だか~ら変なお~じさん・・・'''」と[[ハイサイおじさん]]の替え歌を歌いながら踊りだす<ref>この時の振り付けには、かつて「[[8時だョ!全員集合]]」で「あー・みー・まー!ゆー・やー・ゆー!」というギャグで使用した振り付けを転用したものがある。</ref>。周囲は唖然となるも、次第に冷静さを取り戻し咳払いなどをする。
*最後は周囲の雰囲気を察した志村が「'''だっふんだ!!'''」というセリフを発し、ガラスが割れるSE([[効果音]])とともに全員が踊ったりズッコケたりする、というのがコントのオチである。「だっふんだ」のときの志村の表情は寄り目に唇を尖らせて頬を膨らませたものになっており、いわゆる顔オチでもある。
*コントの放映時期や場合によって、以下のような小ネタが加わることがある。
**時代劇コントの場合、田代が「なんだ君は!」と言うところで「なんだその方は」や「なんだテメェっちは」と言う場合もあった。
**志村が「なんだチミはってか!?」と問われた後、志村が田代の手をつかみ「なななななな」と言い、次に田代が「ばっ」と言った時に手を離す、という行為を数回繰り返すことがあった。最後は志村が田代の腕をつねる場合もあった。
**最近では踊った後に、間を置かずに「だっふんだ」と言う場合も多い。
**後期には「変なお~じすぅわぁぁぁぁぁん」と延す時もあった。
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「だいじょうぶだぁ」終了からしばらくし、志村の深夜番組『[[変なおじさんTV]]』で[[優香]]が'''変なおじさんの娘'''として登場し、変なおじさんとその娘が商売をしている[[おでん]]の屋台でゲストを招く、という設定でトークを行っていた(娘の服装は志村版を黄色くしたもの)。
 
「変なおじさん」は一時期全く登場しないブランクの時期もあったが『変なおじさんTV』開始以降登場が再開し、『[[志村けんのバカ殿様]]』などの特番でも'''必ず一度は登場する。'''その際、既に事実上芸能界を引退した田代の代わりに[[肥後克広]]扮する側用人や[[桑野信義]]扮する家老が問い詰める。また最近は老眼の設定のせいか、[[眼鏡]]をかけるようになった。
 
===主な登場作品===
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*[[志村けんのバカ殿様]](同系)
*[[変なおじさんTV]](同系)
*[[志村けんだよ大集合!! コントとトーク大放出 タノシムケンSP!!]]([[TBSテレビ|TBS]]系、[[2008年]][[4月1日]]放送)<br />※ちなみに当番組内では[[鈴木亜美]](VTRゲスト出演)から、「'''変なおじさんと一緒にデートしたい'''」と要求された。
*[[バラエティーニュース キミハ・ブレイク|バラエティーニュース キミハ・ブレイク「志村けんだよ全員集合!コントとトーク大放出」]](TBS系、[[2009年]][[1月27日]]放送)<br />当番組内では[[押切もえ]]と一緒にデートやゴルフ、ショッピングなどを満喫した。
*[[神出鬼没タケシムケン]]([[テレビ朝日]]系)東武東上線大山駅近くの商店街のロケでは小志村として変なおじさんの子供バージョンが登場した。
この他、志村のメイン番組のみに留まらず、「[[スターどっきり(秘)報告]]」の寝起きどっきりの仕掛け人や、他局の域を超えて「[[進め!電波少年]]」([[日本テレビ放送網|日本テレビ]])や「[[人気者でいこう!]]」([[朝日放送]])にも出演したことがあった。
;その他
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===逸話===
*「変なおじさん」は志村の[[エッセイ]](自伝のタイトルとしても使われている。そこでは志村は「変なおじさんは自分の分身であり、願望である」と語っている。また、バカ殿・[[志村けんのだいじょうぶだぁ#ひとみ婆さん|ひとみ婆さん]]と並んで、変なおじさんを好きなコントキャラクターとして挙げている。
*自伝「変なおじさん」の記述によれば、変なおじさんの踊りのメロディーは、[[喜納昌吉]]とチャンプルーズの「[[ハイサイおじさん]]」を志村流にアレンジしたもの。また同著では「だっふんだ」は、落語家の[[桂枝雀]]の高座で、「偉い人がくしゃみをする様」が「だっふんだ」と聞こえたのが面白かったので、志村が拝借したことを明かしている。