「カラーコンタクトレンズ」の版間の差分
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'''[[デメリット]]''':[[角膜]]に直接触れる器具なので十分な[[ケア]]が必要だが、レンズを簡単に入手できるようになった反面、レンズを使用するための[[知識]]やケアを怠りがちで、誤った使用方法で目の[[トラブル]]へと発展する危険がある。
'''製品評価技術基盤機構(NITE)の調査報告書'''
カラーコンタクトレンズの急速な普及にともなって、多発しているのが[[眼障害]]([[眼]]のトラブル)。「[[製品評価技術基盤機構]]」([[NITE]])が眼科医への聞き取り調査によって平成20年7月にまとめた「視力補正を目的としないカラーコンタクトレンズに関する調査報告書」によれば、おしゃれ用カラーコンタクトレンズの使用により生じた眼障害報告は167件で、眼障害を引き起こす原因の多くは、誤ったお手入れの仕方や装用時間などの使い方に関する理解が不十分であることも明らかになった。
'''■報告された眼障害(167件)'''
▲・「角膜浸潤」 21件(13%)…(症状)角膜の炎症。目痛、充血、異物感など。
▲・「結膜炎」 17件(10%)…(症状)結膜の炎症。かゆみ、目脂、充血など。
▲・「角膜浮腫」 08件(5%) …(症状)角膜のむくみ。かすみ、[[視力低下]]など。
▲・「角膜上皮剥離」05件(3%) …(症状)角膜の剥がれ。目痛、充血、流涙など。
▲・「その他」 01件(1%)
これら障害の原因について、
*「手入れ不足」 42件(25%)
▲・「使用方法を理解していない」 16件(10%)
▲・「無理な装用」 6件(3%)
これらのように、その多くは使用方法の問題により生じたものであった。
その一方で、
▲・「品質が悪い」 21件(13%)
▲・「着色剤の剥げ落ち・漏出」 7件(4%)
といった、いわゆる品質の問題と考えられる原因もあった。
おしゃれ用カラーコンタクトレンズは、おしゃれを目的に10代後半から20代前半までの女性を中心に使用されており、眼障害を生じた要因として、使用者が視力補正用コンタクトレンズの使用経験もなく、また、おしゃれ用カ
ラーコンタクトレンズの購入時にコンタクトレンズが有する[[危険]]性(ハザード)の[[説明]]が行われていない実態があきらかとなった。
障害を引き起こす前に、[[専門医]]の指示をあおいだり、使用上の注意をよく読んで、適切な[[ケア]]をすることが重要になる。
== カラーコンタクトレンズの使用上の注意 ==
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