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'''筒井筒''' (つついづつ、つつい'''つ'''つと読む場合も。旧かなでは「つつゐづつ」) は、[[伊勢物語]][[大和物語]]中の[[物語]]の一つで、互いに惹かれていた[[幼馴染]]の男女が[[結婚]]することを内容としている。伊勢物語の古い本文では「筒井つの」。
 
== 伊勢物語 ==
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=== あらすじ ===
隣に住み、一緒に遊んでいた幼い男女が長ずるにしたがって恥ずかしく感じ疎遠となった。だが、二人とも相手を忘れられず、女は親の持ってくる縁談も断って独身のままでいた。その女のもとに、隣の男から歌が届く。二人は歌を取り交わして契りを結ぶ。
:「井戸の縁の高さにも足りなかった自分の背丈が伸びて縁をこしたようですよ、貴女を見ない間に」
 
:「貴方と比べていたおかっぱの髪ももう肩より伸びましたよ、貴方以外の誰が髪上げ(=成人することの印)できるものですか」
念願かなって夫婦となった二人であったが、やがて妻の親が死に、暮しが貧しくなり、夫は他の女のもとに足しげく通うようになる。ところが、夫を送り出す時も妻は怒りの素振りも見せない。不審に思った夫が隠れて見ていると、綺麗に化粧をして道中の安全を祈願する妻の姿があった。その心根にうたれた夫は再び妻の元へと帰るのであった。
 
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== 後世への影響 ==
*[[世阿弥]]によってとりあげられ、能の名曲『[[井筒 (能)|井筒]]』の元となった。能では「'''筒井筒 井筒にかけし…'''」と謡われる。
*内容より転じて、「'''仲の良い幼馴染みの男女'''(が恋心を育て、ついに実らせること)」も指す。「やっと結婚したか、色々あったみたいだけど、あの二人は[[保育所|保育園]]も一緒で筒井筒だったからなあ」などと使う。
 
== その他 ==