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'''三十人政権'''（さんじゅうにんせいけん、Thirty Tyrants）とは、[[ペロポネソス戦争]]に敗れた[[アテナイ]]で成立した[[寡頭政]]の政権。およそ1年で崩壊した。メンバーには[[クリティアス (三十人僭主)|クリティアス]]、[[アテーナイのアポロドーロス|アポロドーロス]]の息子[[カリクレス]]などがいた。
[[紀元前404年]]、ペロポネソス戦争で敗れたアテナイでは、[[スパルタ]]の強い影響のもとで、30人による寡頭政政権が成立した。政権成立の当初、行き過ぎた民主政がアテナイ敗因の原因だったと考えていたアテナイの貴族や富裕層は、この事態を期待すべきものととらえた。しかし、まもなく三十人政権は[[恐怖政治]]を敷き、[[貴族]]、富裕層や対立勢力を徹底的に殺害していった。そのため、この政権への失望と反発が強まり、翌紀元前403年に[[民主政]]支持勢力によって打倒された。こうして、再びアテナイは民主政へと回帰した。
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[[Category:古代ギリシアの政治]]
[[Category:アテネ]]
[[Category:紀元前404年]]
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