「公共工事」の版間の差分
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どのような原理が働いているかというと、経済には[[限界効用逓減の法則]]という法則があり、どんな財でもサービスでも作りすぎてしまうと、ひとつ余分につくることよってつけ加わる効能・効果は小さくなってゆく。やがて、ひとつの設備・施設が増えたことによる効能・機能の増加が、投下するコストに見合わないほどに小さくなってくると、もはや、作れば作るほど、国家経済的には、長期経済的にはむしろ逆効果、という状態になる。ひととおり道路が整備された後の日本は、とうにその状態になっていたのである。
ただ、ゼネコンなどに癒着した[[政治家]]や
国民から「税金」名目で奪い取って作りだされた巨額の公金が、諸施設の利用者や(税金を拠出した当の)国民のためというよりも、政治家や行政関係者([[公務員]])の身勝手な自己保存、自己増殖のために用いられてしまった<ref>河村泰治『複合汚染国家: 資本主義・共産主義・官僚システム・戦争の本質と現代社会における実像』p.329 </ref>。
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