「ファンタジー漫画」の版間の差分

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1980年代前半に描かれた[[車田正美]]の『[[風魔の小次郎]]』は超能力的武術や魔法的な武器シリーズを持つ集団同士の戦いを描いた現代を舞台としたファンタジー漫画であるが、1980年代後半に同じ作者により描かれた同様のプロットの『[[聖闘士星矢]]』も大ヒットし、少年漫画掲載作品でありながら女性ファンから高い支持を受けた。
 
1980年代後半から1990年前半には、『[[ドラゴンクエストシリーズ]]』や『[[ファイナルファンタジーシリーズ]]』などのヒットの影響もありファンタジーブームが起き、少年漫画や青年漫画では『[[DRAGON QUEST -ダイの大冒険-|ダイの大冒険]]』『[[幽遊白書]]』『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』『[[烈火の炎]]』『[[GS美神 極楽大作戦!!]]』『[[BASTARD!! -暗黒の破壊神-|BASTARD!!]]』『[[ベルセルク (漫画)|ベルセルク]]』『[[3×3 EYES|サザンアイズ]]』『[[ああっ女神さまっ]]』『[[孔雀王]]』『[[うしおととら]]』『[[YAIBA]]』『[[サイレントメビウス]]』『[[魍魎戦記MADARA]]』『[[ミュウの伝説]]』などのヒット作が出てきている。広義に解釈すれば国民的大ヒット作『[[ドラゴンボール]]』もファンタジー漫画であると言えるだろう。『BASTARD!!』や『サイレントメビウス』は主人公が魔法使いであるファンタジー漫画でありながら「[[サイエンス・フィクション]]」的要素も強い。『ベルセルク』は日本漫画界に「ダーク・ファンタジー」というジャンルを広めた。また少女漫画では[[武内直子]]の『[[美少女戦士セーラームーン]]』や[[CLAMP]]の『[[X (漫画)|X]]』『[[魔法騎士レイアース]]』や[[和田慎二]]の『[[ピグマリオ]]』などがヒットした。『ピグマリオ』は重厚なストーリーの長編[[ハイ・ファンタジー]]漫画で、少女漫画でありながら少年が主人公という異色な作品であった。その後も少女漫画の世界で、『[[クリスタル☆ドラゴン]]』『[[妖精国の騎士]]』といった長編ハイ・ファンタジー漫画が次々と生み出されていった。
 
1990年頃から、[[メディアミックス]]戦略などにより[[コンピュータRPG]]や[[ライトノベル]]の漫画化が多くなった。
 
1993年には『[[月刊Gファンタジー]]』、94年には『[[月刊ASUKAファンタジーDX]]』(後に『ふぁんデラ』と誌名を改定。ただし、同誌は冒険漫画もしくはSF漫画と称される連載も多かった)などファンタジー漫画誌が創刊されており、2000年代に入ると『[[夢幻館]]』などのファンタジーを主題とした[[漫画雑誌]]が刊行されている。『[[月刊コミックコンプ]]』や『[[月刊少年ガンガン]]』は1990年代の[[おたく]]系ファンタジー漫画業界で大きな役割を果たした。
 
1990年代後半以降になると『[[ワンピース]]』『[[NARUTO -ナルト-|NARUTO]]』『[[BLEACH]]』『[[HUNTER×HUNTER]]』『[[鋼の錬金術師]]』『[[犬夜叉]]』『[[カードキャプターさくら]]』『[[金色のガッシュ!!]]』『[[D.Gray-man]]』『[[シャーマンキング]]』
『[[魔法先生ネギま!]]』などが大ヒットしており、日本漫画界におけるファンタジー漫画の人気は非常に高いと言えるだろう。
 
== 脚注 ==