「無閉塞運転」の版間の差分

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== 無閉塞運転による事故 ==
=== 東海道線片浜列車追突事故 ===
*[[1997年]](平成9年)[[8月12日]] 23時18分頃、JR東海東海道本線[[沼津駅]] - [[片浜駅]]間で、停車中の[[泉駅 (福島県いわき市)|泉]]発[[百済駅|百済]]行き貨物列車に[[三島駅|三島]]発[[静岡駅|静岡]]行き下り普通列車が追突し、43名が負傷。さらに衝突のショックで貨物列車に積載されていたコンテナが落下、沿線の住宅の庭に転がり落ちている。
*先行の下り貨物列車が[[踏切支障報知装置]]が作動したため400mほど手前に停車中であったところ、後続の普通列車は赤信号によりいったん停車したあと規定の1分後に無閉塞運転を開始した。その後先行列車の運転士が踏切支障報知装置を復帰したため貨物に対する信号が進行を示し、後続列車がそれを自列車に対するものと誤認して、無閉塞運転中の15km/h超過禁止規則に反して加速したため停車中の貨物列車に追突した。追突列車の運転士は無線で貨物列車の停車理由を知っていた。
*運輸省は各鉄道事業者に対応を求め、JR東日本ではこれを機に運転士単独判断での無閉塞運転を禁止して運転指令所の指示を受ける「閉塞指示運転」に改めた。その後JR北海道・JR四国や一部私鉄でも同様の処置がとられたが、追随しなかった[[九州旅客鉄道|JR九州]]では2002年2月に下で示す同類の[[#鹿児島線列車追突事故|事故]]を起こした。
 
===鹿児島線列車追突事故===