「有効需要」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
36行目:
 
===批判===
ケインズ自身は公共投資を誘い水としてのみ唱導したのであり、経済問題に対する万能薬として総需要の管理に過度に訴えたものではなかった<ref>『ジョン・メイナード・ケインズ』美濃口武雄(一橋論叢1990-04-01一橋大学機関リポジトリ)[http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/11054/1/ronso1030400560.pdf]
P.15-17</ref>。[[ポーランド]]の[[ドナルド・トゥスク]][[首相]]および[[ヤン・ヴィンツェント=ロストフスキ]][[財務相]]は総需要管理政策はその有効性が希薄であることを強く主張している。同国の[[レシェク・バルツェロヴィチ]]元財務相・前中央銀行総裁・現[[ブリューゲル (シンクタンク)|ブリュッセル欧州世界経済研究所]](ブリューゲル)会長、および[[マレック・ベルカ]]元首相・現[[国際通貨基金]](IMF)欧州局長も前掲の2人と同様の見解に基づいた主張をしている。なお、ケインズに先立って世界で始めて有効需要の原理を論証し、のち1960年代に同国で総需要管理政策を実行したのは同国の経済学者[[ミハウ・カレツキ]]であるが、前掲の4人はカレツキと全く対照的な主張をしていることになる。
 
==比較概念としての顕在需要==