「レジオンドヌール勲章」の版間の差分

[[Image画像:Legion_d_honneur_1.jpg|thumb|グラントフィシエの徽章]]

[[Image画像:Décret portant création de la Légion d'honneur.jpg|thumb|レジオンドヌール勲章の創設を命じた[[共和暦]]X年フロレアル29日（1802年5月19日）の政令]]

[[Image画像:Debret_-_Premiere_distribution_des_decorations_de_la_Legion_d%27honneur.jpg|thumb|right|[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン]]による初の[[レジオンドヌール勲章]]授与式。{{仮リンク|ジャン＝バティスト・ドブレ|fr|Jean-Baptiste Debret}}画]]

[[Image画像:Premiere-legion-dhonneur.jpg|thumb|1804年8月16日、[[ブローニュ＝シュル＝メール|ブローニュ]]の野営地でのレジオンドヌール勲章授与。<!--<br />Charles Étienne Pierre Motte (1785-1836), d’après Victor-Jean Adam (1801-1866)]]-->]]

'''ロルドル・ナショナル・ド・ラ・レジオン・ドヌール勲章'''（{{lang-fr-short|L''''ordre national de la légion d'honneur'''}}　'''ロルドル・ナスィオナル・ド・ラ・レジオン・ドヌール'''「名誉の軍団の国家勲章」）は、[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン1世]]によって制定された[[フランス]]の[[栄典]]制度である。一般的には'''レジオン・ドヌール勲章'''と訳も表記されている。現在もフランスの最高勲章として存在する。

''ordre''（オルドル）というのは中世の騎士団のことであり、「勲章」と訳す場合が多いが実際には騎士団の組織も指している（騎士団と関係のない勲章は'''décoration'''）。騎士団としての「ロルドル・ナショスィオナル・ド・ラ・レジオン・ドヌール」は団長（グラン・メートル）[[:fr:grandListe maîtredes grands maîtres de la Légion d'honneur|grand maître]]と総裁（chancelier）（[[:fr:Liste des grands chanceliers de la Légion d'honneur|grand chancelier]]）をトップに戴き、フランスで最も名誉ある勲章を授与する任を負っている。[[ナポレオン・ボナパルト]]により[[1802年]][[5月19日]]に創設された。創設当初より、[[フランス]]への「卓越した功績」のあった「軍人もしくは市民」に褒賞を与えているものである。

レジオンドヌールには等級があり、高位から『グランクロワ』（Grand（[[:fr:Liste des grands-croix de la Légion d'honneur|Grand-Croix]], 大十字）、『グラントフィシエ』（Grand（[[:fr:Liste des grands officiers de la Légion d'honneur|Grand-Officier]], 大将校）、『コマンドゥール』（Commandeur（[[:fr:Liste des commandeurs de la Légion d'honneur|Commandeur]], 司令官）、『オフィシエ』（Officier（[[:fr:Liste des officiers de la Légion d'honneur|Officier]], 将校）、『[[シュヴァリエ]]』（Chevalier, 騎士、勲爵士）の5階級に分かれる。さらにこれより上位に、オルドルの総長グラン・メートルである[[フランスの大統領|フランス大統領]]には頸飾が与えられる。同一人物がより上位の階級を受章することで、複数回受章することもある。フランス人の場合はシュバリエから順番に階級が上がるが、外国人の場合はその限りではなく、功績次第でいきなり上位章を受ける事もある。