「ドッグレース」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
経済準学士 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
編集の要約なし
3行目:
 
==概要==
[[ギャンブル]]目的として、最速の犬種とされる[[グレイハウンド (犬種)|グレイハウンド]]を用いたレースである。[[イギリス]]や[[グアム]]、[[マカ]]などで開催されているが、引退後の犬の処遇など動物愛護上の問題をめぐって議論があり、[[アメーストラカ合衆国|メリカ]]の多くの州では禁止されている。日本では、[[第二次世界大戦マカオ]]後の一時期、開催を目指す動きがあり、[[国会]]に[[畜犬競技法案]]が提出され審議が行われたが、成立には至らかったため、日本国内公認のギャンブルを伴うレースが盛んに開催されたことはな
 
[[テーマパーク]]などで賭博を伴わないレースイベントが行われることもある。
 
また、人と犬で行う[[イヌぞり]]レースもドッグレースの一種であり、各地で大会が開かれている。
 
==ギャンブルとしてのドッグレース==
===レース内容===
1周400m程度のトラックコースの内柵のレールに、[[兎]]に似せた小動物のダミーを走らせ、それを犬が追いかける事で競走を行い、上位に入線した犬に賭けた人に、配当金を支払う。賭式の種類は、[[競馬]]と同様に、1着を当てる単勝式や、1・2着を当てる連勝式、1着~3着までを当てる3連勝式などがある。
 
イギリスやオーストラリアでは、[[ブックメーカー]]による犬券の発売が一般的である。
 
ドッグレースを専門に取り扱う専門紙([[新聞]])もあり、出走する犬のこれまでの競走成績や調教の状況、最近発症した怪我の内容や治療状況などとともに、専門家による予想も記載されている。
 
===競走===
レース距離は、コースを1周するものや、半周のみの場合が殆どである。1レースに出走する犬は6匹前後で、能力によってクラス分けされており、出走犬の能力に応じて重量によるハンデが付けられる。
 
出走準備が整った犬は、係員によってゲートまで連れて行かれ、箱状のゲートに入れられる。ダミーがゲート付近を通過するのに合わせて、係員がゲートを引き上げて競走がスタートする。
 
レース終了後は、コース上に柵が準備されて犬が暴走しない様にしており、係員に捕まえられた犬は、トレーナーの元に戻されて、レースを終了する。
 
賞金は、マカオのドッグレースを例にすると、1着賞金は1540~3300[[マカオ・パタカ]]で、4着(一律100マカオ・パタカ)まで賞金が出る。
 
===犬===
前述のとおり、競走に使用される犬種はグレイハウンド種で、生後2年程度経った犬に対してトレーナー(調教師)により調教が開始され、準備の整った犬より出走を開始する。数年間競走生活を送って引退し、成績優秀な犬は繁殖犬となる。
 
[[競走馬]]同様に血統が重視されているが、競走馬と違って1回の出産で数匹の仔犬を出産する事から、同年齢の兄弟犬が同じ競走で出走する事もある。出走間隔は、故障が無ければ1週間に1回程度出走する事が多い。
 
一方、かなりの速度で走る事から、脚に怪我を負う犬も多く、重症の場合、予後不良として安楽死措置(マカオの場合、「人道毀滅」と書かれる)になる場合や、引退を余儀なくされる犬も多い。
 
但し、引退後の犬の処遇については、動物愛護上の問題をめぐって議論があり、このため[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の多くの州では禁止されている。
 
===トレーナー===
犬のトレーナーは、競馬における調教師同様、犬主より犬を預かり、自らの厩舎で調教を重ねて出走させる。犬主と調教師が同一の場合もあり、競走終了後のドッグレース場の外では、自家用車に犬を載せて帰宅する光景もみる事が出来る。
 
===日本におけるドッグレース===
日本では、[[第二次世界大戦]]後の一時期、開催を目指す動きがあり、[[国会]]に[[畜犬競技法案]]が提出され審議が行われたが、成立には至らなかったため、日本国内で公認のギャンブルを伴うレースが開催されたことはない。
 
 
== 関連項目 ==
13 ⟶ 46行目:
*[[競馬]]
*[[イヌぞり]]
*[[Mr.BOO!]] - シリーズ作品のひとつ「Mr.BOO! ギャンブル大将」で、マカオのドッグレースが登場す
*[[畜犬競技法案]]