「1925年ドイツ大統領選挙」の版間の差分

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==第二回投票==
第一回の投票の結果を受けて、社会民主党、中央党、民主党(ヴァイマル連合)の3党は、統一候補を立てることで合意し、得票数が多いブラウンより元首相で知名度の高いマルクスの方が有利と判断し、マルクスを統一候補に決定した。一方国家人民党などの右派勢力は、ヴァイマル連合が団結するのを恐れて、より選挙に有利な候補を求めてすでに引退していた元参謀総長ヒンデンブルクに出馬要請を行った。ヒンデンブルクは当初、[[オランダ]]にいた元ドイツ皇帝[[ヴィルヘルム2世 (ドイツ皇帝)|ヴィルヘルム2]]に遠慮して出馬を拒んだが、ヴィルヘルム2世からの許可が下りると第二回大統領選に出馬の意思を固めた。バイエルン人民党は、同じカトリックの中央党と友党関係にあり(両党とも元は1つの政党)、カトリックのマルクスを支援すると思われていたが、党内の保守層に押されてプロテスタントのヒンデンブルク(ちなみに祖先はマルティン・ルター)の支持に回った。ナチ党などの国粋主義の諸勢力は第一回投票ではルーデンドルフを支持したが、ヒンデンブルクの支持に鞍替えした。共産党はヴァイマル連合との協力はせず、テールマンが再び出馬した。
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