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{{独自研究}}
 
'''依存症'''(いそんしょう、いぞんしょう)<!-- 「いぞん」という読みも間違いとは言えないようですし、実際に使用頻度は高いので「ぞ」も追加しました。 -->とは、[[世界保健機関|WHO]]の専門部会が提唱した概念で、[[精神]]に作用する[[化学物質]]の摂取や、ある種の[[快感]]や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、それらの[[刺激]]を求める抑えがたい[[欲求]]が生じ、その刺激を追い求める行動が優位となり、その[[刺激]]がないと不快な精神的・身体的症状を生じる精神的・身体的・行動的状態のことである。
 
この状態のことを「'''依存'''が形成された」と言う。依存は、物質への依存([[ニコチン依存症]]、[[摂食障害]]、[[薬物依存症]]、[[アルコール依存症]]など)、過程への依存([[ギャンブル依存症]]、[[インターネット依存症]]、[[借金依存症]])、[[人間関係]]・[[関係]]への依存([[共依存]]、[[恋愛依存症]]など)がある。一般的には[[嗜癖]]・「[[中毒]]」と呼ばれることも多い(“[[アルコール中毒]]”、“[[薬物中毒]]”など)が、現在医学用語として使われる「[[急性中毒]]」「[[慢性中毒]]」は、依存症とは異なる。
 
== 疫学 ==
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次の条件のうちいくつかを満たすとき、依存症の可能性がある。
*耐性が形成されている。
*[[離脱症状]]がみられる。
*はじめの心積もりよりも大量に、またはより長期間、しばしば使用する。
*その行為を中止または制限しようとする持続的な欲求または努力の不成功がある。
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== 生物学的な病態 ==
依存症は、[[神経|中枢神経]]に作用する向精神物質によるもの([[薬物依存症]])と、ギャンブル、[[セックス]]など特定の行動に対する依存症に大別できる。
前者では、摂取した依存性物質が、中脳辺縁系の脳内[[報酬系]]において[[ドパミン]]放出を促進し快の感覚を生じ、それが一種の[[条件づけ]]刺激になると考えられている。後者でも、特定の行為を行うことで、薬物依存と同様にドパミンを介したメカニズムで報酬系が賦活され快の感覚を感じ、条件づけにより依存が形成される。