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船舶関係者は紅白の手旗を持ち、[[鉄道員]]は赤と緑の旗を持つ。
 
鉄道員の場合、通常、駅の[[プラットホーム]]で[[列車]]の進入監視業務や[[出発]]監視業務を行う時は赤旗を持ち(列車が進入する場合や、列車が出発する際に駅のプラットホームなどになんらかの異常がある場合、持っている手旗を振って列車に対していつでも合図をおくれるようにするためである。)、連結・解放業務を行う時は、赤旗と共に緑旗も持つ(手旗が信号の役割を果たすためである。)。旗の形状も色々あり、通常は取っ手の付いている旗が主流だが、[[南海電気鉄道|南海電鉄]]では取っ手の付いていない赤旗、緑旗が用いられている。旗の色だけでなく持ち方も決められており、旗を広げた状態で合図を出す場合と旗の下の端一片を握り棒と一緒に握って旗を広げずに合図を出す、いわゆる「旗を絞った状態」で合図を出す場合がある。この旗のって、持ち方で合図の意味が変わることがあるので注意したい。なお、旗を棒に丸めるのではなく旗を絞って使用するのは、何らかの異常があった場合に、また連結作業などのわずかなタイミングで合図を出さなければならない場合に、即座に旗を広げて必要な合図を出せるようにするためである。
 
また、[[阪神電気鉄道|阪神電鉄]]や[[神戸高速鉄道|神戸高速鉄道]]などでは、駅員が所持する旗は、赤旗ではなく白旗が使われており、[[近畿日本鉄道]]では特に増解結の際に、赤・白・緑の3色の旗を持つ。また、[[保線]]の現場においては列車運行中の合間に作業する場合がとても多いため、列車見張員(列車監視員)に作業員退避完了合図や、作業中の異常時に緊急停止を知らせるための旗を持たせる鉄道会社が一般的だが、持たせる旗の色や合図の出し方が鉄道会社によって大きく異なる。JR東海においては、旗ではなく長いトーチ状の合図灯を列車見張員(列車監視員)に昼夜問わず持たせており、必要に応じてトーチを点灯させて緊急停止などの合図を送るが、退避完了時は斜め45度にトーチを無灯火状態で掲げることによって退避完了合図となる。