「ハングル」の版間の差分

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| latin=hangeul
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'''ハングル'''({{lang|ko|한글}}、hangeul)、または'''朝鮮文字'''は、[[朝鮮語]](韓国語)を表記するための[[表音文字]]である。[[1446年]]に[[李氏朝鮮]]第4代国王の[[世宗 (朝鮮王)|世宗]]が、「[[訓民正音]]」({{lang|ko|훈민 정음}},Hunmin Jeong-eum)の名で公布した。[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]では'''チョソングルチャ'''({{lang|ko|조선글자}},joseongeulja)とも呼ばれる。[[大|韓国]]、北朝鮮以外でも[[満洲]]や[[沿海州]]、[[シベリア]]、[[樺太]](サハリン)、[[カザフスタン]]、[[トルクメニスタン]]など[[ソビエト連邦|旧ソ連]]の一部でも朝鮮民族の居住地域を中心に使われている。
 
== 歴史 ==
== ハングルの呼称について ==
=== 分断以前 ===
1446年にこの文字が頒布された当時は「訓民正音」あるいは略して「正音」と呼ばれた。これは「民を訓(おし)える正しい音」の意である。しかしながら、この文字は当初から「諺文({{lang|ko|언문}}、オンモン / オンムン)」という卑称で呼ばれていた。「諺」とは本来俗語の意であり、[[中国語]]に対して朝鮮語を指して「諺」あるいは「諺語」と呼んだものである(文字頒布の書である『[[訓民正音]]』においてもこの用語が現れている)。従って「諺文」とは「[[俗語]](朝鮮語)を表す文字」という意味である。この「諺文」という呼称はその後広く用いられ、植民地時代までこの呼称が用いられた。ハングルはまた「諺書」とも呼ばれたが、これは「真書(漢文)」に対する呼び方である。漢字を正統な文字とし、ハングルを卑俗の文字とするこのような呼称は、あたかも日本において漢字を「真名」、カナを「仮名」と呼んだことにも通じる考え方である。それ以外にも「アムクル({{lang|ko|암클}}、女字の意)」、「アヘグル({{lang|ko|아해글}}、子供字の意)」という呼び名もあったようだが、これらはこの文字の主要な使い手が女性や子供であったことに由来する。
 
「ハングル」という呼称が文献上に初めて現れるのは[[1912年]]のことであり、[[周時経]]に始まると言われる(異説もある)<ref>1981年12月11日付 中央日報</ref>。この呼称が一般化したのは、1927年にハングル社から雑誌『ハングル』が刊行されてからである。「ハン」は「大いなる」あるいは「一つの」の意とされ、「ハングル」は「大いなる文字」あるいは「一つの文字」の意であるとされる。
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[[ローマ字]]は2000年[[大韓民国文化体育観光部|大韓民国文化観光部]]告示第2000-8号「[[文化観光部2000年式|国語のローマ字表記法]]({{lang|ko|국어의 로마자 표기법}})」による。
 
字母「{{lang|ko|ㅇ}}」は音節頭の位置にあるときには子音がないことを表し、音節末にあるときには鼻音{{IPA|ŋ}}を表す。
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