「上級大将」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
Von Seeckt (会話 | 投稿記録)
9行目:
第三帝国では、陸軍、空軍、および親衛隊にこの階級がおかれた。また、陸軍と協同作戦を執る[[武装親衛隊]]では混乱を避けるために陸軍同様に Generaloberst der Waffen-SS と呼称されることもあった。警察を管轄する一般親衛隊では SS-Oberstgruppenführer と名称が異なっていたのも特徴である。しかし、訳語としては陸軍と同様に共に[[親衛隊上級大将]]、[[親衛隊大将]]、[[親衛隊中将]]と訳されることが多い。SS-Oberstgruppenführer、SS-Obergruppenführer、SS-Gruppenführer を親衛隊最上級集団指導者、親衛隊上級集団指導者、親衛隊集団指導者と訳し分ける訳者もいる。
 
東ドイツの[[国家人民軍]]において上級大将、 Generaloberst は三ツ星の将官位であり、'''大将'''に相当する。その上位に Armeegeneral があり、これが上級大将に相当する、事実上の最高位階級である。これを越える階級は人民軍元帥([[:de:Armeegeneral|de]])とドイツ民主共和国元帥([[:de:Marschall der DDR|de]])である。しかし、後者は、戦時においてのみ全軍を一人が指揮するために設置される例外的な存在である。この場合には警察ならびに秘密情報機関も指揮下に入る。
 
[[ドイツ連邦軍]]は、戦後米国の将官位の階級制を採用したために、'''上級大将'''の階級は存在せず、'''[[大将]]'''(General,Four stars general,四個の星印の将軍)([[:de:Viersternegeneral|de]])がかつての'''上級大将'''の階級に相当する。一個の星は[[准将]]、二個は[[少将]]、三個は[[中将]]である。戦前のドイツ軍には将官位に'''准将位'''はなかったので、将官位の数は英米と同じ四階級であった。