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士気は主に勝利への集団的な強い意志によって生ずると考えられており、[[兵器]]や[[陣地]]などの有形の戦力以上に[[戦闘]]の勝敗に影響する場合もある。士気は集団行動への個人の積極性でもあり、集団内におけるコミュニケーションによって維持される。また指揮官の能力、部下の上官に対する信頼、自らの[[兵器]]や装備に対する信頼、自身の知識・体力・技術などに対する自信によって支えられているものである。また致命的な危機に直面しても、先天性、使命感、責任感、知的な意志などによって恐怖を抑える勇気も士気の維持増進に直結する。集団に対する帰属意識も士気に大きく貢献する。具体的には集団への忠誠心、自身が負傷した時に仲間が助けてくれるという信頼、優秀な集団への誇り、自身の功績を認定してくれるという励み、などが集団同一視を生み出し、自己無力感を解消する。
 
逆に士気が低下すると、兵士の自発的な判断による効率的な戦闘が期待できなしづらくなり戦力は低下、抗[[戦争神経症]]が多発する。士気崩壊と呼ばれる状態に陥ると士気の低下が部隊全体に伝染し組織的な戦闘が困難になる。撤退はしばしば敗走に変わり、脱走が相次いで部隊が霧散消失する。
 
== 参考文献 ==